楽天・渡辺直人 マルチ安打&魂のヘッスラ!引退試合を勝利で飾る

[ 2020年11月6日 20:46 ]

パ・リーグ   楽天4―2西武 ( 2020年11月6日    楽天生命パーク )

<楽・西23>3回2死二塁、小深田の適時打で生還した渡辺直を笑顔で迎える楽天・岸(撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 今季限りでの現役引退を表明している楽天の渡辺直人内野手兼1軍打撃コーチ(40)が、引退試合となった6日の西武戦(楽天生命パーク)に「1番・DH」でスタメン出場。第2打席で二塁打を放ち、自身が先制点に絡む活躍でチームの勝利に貢献した。楽天、横浜・DeNA、西武の3球団を活躍したいぶし銀の名バイプレーヤー。1980年生まれの「松坂世代」で唯一の現役野手が14年の現役生活に幕を下ろす。

 初回裏の第1打席。ベンチ前で準備する渡辺直の目にはうっすらと涙が。名前がアナウンスされ、大きな拍手に包まれて打席に立つと、浜屋の初球をスイング。結果は右飛だったが、ファンとベンチのナインから拍手が送られた。

 迎えた3回の第2打席には、1ボール2ストライクから4球目を左翼線へ運ぶ二塁打。ファンの拍手に二塁ベース上で笑顔を見せた。続く2番・小深田の左安打では二塁から一気にホームへ。ヘッドスライディングで先制点を奪った。

 5回の第3打席は三振に倒れたが、7回の第4打席で中安打とマルチヒット。9回は遊撃の守備に就くと、栗山の内野ゴロをさばいて併殺に。引退試合を勝利で飾った。

続きを表示

この記事のフォト

2020年11月6日のニュース