広島ドラ4・小林 マエケン流成長曲線で未来のエースへ 目標は「勝ちを付けられる投手」

[ 2020年11月6日 05:30 ]

広島からの指名あいさつを受けた智弁和歌山・小林(左は鞘師スカウト)
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 広島からドラフト4位指名を受けた智弁和歌山・小林樹斗投手(17)が5日、和歌山市内の同校で田村恵スカウト課長らの指名あいさつを受けた。森下への弟子入りを志願し「勝ち続けられる投手」を目標に掲げた。

 手本は身近にいる。「簡単にカウントを取れるカーブ。どういう感覚で投げているのか聞きたい」。最速152キロ直球を軸に多彩な変化球を持つが、カーブの精度は課題の一つ。「160キロは出したい数字」と球速へのこだわりもあるが「1試合でも多く、チームに勝ちを付けられる投手」になるため、緩急を磨く。

 小林は「1年目から(1軍の)マウンドに上がりたい」と意気込むが、育成力に定評がある球団は、数年後を見据える。鞘師智也スカウトは「マエケンのようになってほしい。馬力は負けていない」と言う。ツインズ・前田健太は1年目は2軍で経験を積み、2年目に1軍デビュー。3年目に投手陣の軸となった。「4位に残るとは思っていない投手」。潜在能力は抜群。偉大な先輩右腕のような成長曲線を期待する。 (桜井 克也)

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2020年11月6日のニュース