オリックスの山崎勝己捕手が引退会見 心残りは「優勝させられなかったこと」

[ 2020年11月6日 17:03 ]

オリックスの山崎勝己捕手
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 オリックスの山崎勝己捕手(38)が6日、京セラドーム大阪で引退会見を行った。

 会見の冒頭、「山崎勝己は今シーズンを持って現役を退くことになりました」と、あいさつ。続けて、「ドラフト指名していただいた時、プロ野球生活のスタートラインに立たせていだたいた福岡ダイエーホークス、1軍の試合でたくさん起用していただき、日本一の経験までさせていただいた福岡ソフトバンクホークス、そして、この年まで選手として在籍させていただき、たくさんの経験、仲間達を授けてくださったオリックス・バファローズの監督、コーチ、関係者、たくさんのファンのみなさん、本当にありがとうございました」と頭を下げた。

 決断の理由を、「今季1軍出場が1試合ということで、これだけ、お世話になっているオリックスに貢献できなかったですし、戦力になれていないというのが一番。GMと話した時に、そういう話をいただいで、決めました」。2000年にダイエーに入団。チームがソフトバンクとなった05年に1軍初出場し、06年に自己最多105試合に出場。杉内の専属捕手を務め日本一にも貢献。プロ生活20年、942試合に出場したダイエー最後の捕手が引き際を悟った。

 「入った時は城島さん、井口さん、小久保さん、松中さん、凄い選手ばかりで、この世界で本当にやっていけるか、という思いでした。勝たないといけないというチームでやれたので大変だったですけど、これがプロ野球だという環境で野球をやらせていただいた」

 印象深い試合について問われると、「たくさんあるが、オリックスで幼なじみの中島(巨人)とプレーできたことです」と話したところで感極まり、涙をこぼした。13年オフにオリックスにFA移籍。中島とは小学校時代にバッテリーを組むなど幼なじみの間柄で、報告した時には「連絡を入れて、残念がっていましたけど…ちょっと待ってくださいね…。僕が決めたことなので、“おつかれさん”と言ってもらいました。“1年でも長くやってもらいたい”と伝えました。本当に幼なじみで、幼稚園からずっと一緒にいたので。今でも普通の友達ですけど、同じチームでやれたのは、奇跡に近いと思いますし、運命というか、巡り合わせには感謝ですし、あいつには1年でも長くやってもらいたいです」。ソフトバンク・王会長にも報告したといい、「“長い間よく頑張りました。おつかれさん”という言葉をいただきました野球を教えていただいた偉大な監督。グラウンドでは厳しくご指導いただき、ユニホームを着ていない時には気さくに話しかけていただける方です」と話した。

 唯一の心残りは「オリックスを優勝させられなかったことです」。来季は2軍バッテリーコーチを務める見込みで、後輩たちへ「勝つっていうのは難しいことですが、勝てば勝つほど、良い生活もできるし、野球選手としての価値も上がるし、何とか勝てるように頑張ってください。僕の力は及ばず、申し訳ありませんでした」と託した。

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