西武敗戦でロッテと同率2位 辻監督「臨むところ。今年の総決算で踏ん張りどころ」

[ 2020年11月6日 21:40 ]

パ・リーグ   西武2ー4楽天 ( 2020年11月6日    楽天生命パーク )

<楽・西>9回2死三塁、適時打を放つ中村
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 勝てばクライマックス(CS)シリーズに大きく近づく一戦で西武は6日、楽天と対戦し2-4で敗れた。西武はCS圏内を争う3位・ロッテの試合がなかったため、58勝56敗3分けで同率2位となった。

 西武の先発、ドラフト3位ルーキーの浜屋が中盤に捕まった。3回2死から3連打で2失点。4回、6回にも失点し6回4失点で降板。辻監督は「2アウトからの2点が取られ方がよくなかった。もうちょっと慎重にいけたらね。それが課題」と話したが、投球については「よかったと思いますよ。ちょっと詰めを間違っただけで。大事なところで。投球自体は非常によくなってきていると思います」と責めることはしなかった。

 打線は楽天の先発・岸から1点しか奪えず11三振。指揮官は「いいピッチャーだからなかなか点は取れないと思っていたけど。外崎の2本のヒット。そういう感じで攻めないとこのピッチャーは打てないという手本だったね」と脱帽した。

 西武は連勝が4で止まり、3位のロッテと同率2位で並ばれたが「臨むところじゃないの、うちとしては。条件は一緒。今年の総決算で踏ん張りどころ。選手達も頑張ってくれると信じて戦います」と力強く答えた。CS進出へ同率の場合は直接対決で順位が決まる。西武はロッテに15勝8敗と圧倒的有利は変わらない状況だが気を引き締めた。

 7日の楽天戦に先発する今井については「こういう大事な試合でどういう気持ちで臨むか。先のことは考えずに1イニングずついくということになる。無駄な四球出さないとか。1イニングずつ」と丁寧な投球を求めた。さらに「後ろが控えている。全員使ってでもという気持ち。いけるところまでいってもらえれば」と、総力戦で戦う考えを示した。

 13年7月7日に、長田秀一郎との交換トレードで西武に移籍し17年まで在籍した今季限りで引退する楽天の渡辺直については「1年で去って寂しくはあったが、こっちに帰ってきて3年間できたのは素晴らしいこと。彼の人柄で。ああいう選手はチームの支えになったり、いろんなところを守れる。縁の下の力持ちじゃ無いけど、彼がいれば安心だというチームとしては一番ありがたい選手なのかな」とねぎらった。

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