阪神・西勇 移籍後最短の1回2/3で降板 村上に「パーフェクトスチール」許す

[ 2020年11月6日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神8-7ヤクルト ( 2020年11月5日    甲子園 )

<神・ヤ(24)> 2回途中、西勇は悔しさを滲ませながら降板する (撮影・後藤 大輝)
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 悔しい登板になってしまった。阪神・西勇は、移籍後最短となる1回2/3で6安打7失点で降板。可能性のあった防御率のタイトル獲得は絶望的な状況となった。

 序盤から精彩を欠いた。初回、村上の右前適時打で早々と先制点を献上。1死一、三塁では宮本の投ゴロを処理するも、本塁へ悪送球する適時失策を犯すなどこの回4失点。2回にはさらなる悪夢が待っていた。

 2死から右前打で出塁を許した村上に3連続盗塁の「パーフェクトスチール」を決められるなど、ヤクルトに5盗塁をマークされかき回されKO。矢野監督も「流れとか、どうしても精神的にも揺れる点の取られ方だった。そこをうまくつかれて」と振り返った。

 試合前まで2・03とリーグ3位だった防御率も2・26となり、1・82の大野雄を逆転するのは厳しくなった。

 それでも、開幕から抜群の安定感を誇示し、チームトップの11勝をマークするなどチームへの貢献は計り知れない。この試合が今季ラスト登板となる見込み。最後に味わった悔しさは次の1勝への糧になる。

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2020年11月6日のニュース