大商大・福元が一発 近大・佐藤に負けないパワーみせる

[ 2020年11月6日 17:12 ]

第18回大阪市長杯争奪 関西地区大学野球選手権大会  準決勝   大商大3―6近大 ( 2020年11月6日    南港中央 )

<大商大・近大>6回1死二塁、大商大・福元は左越えに2点本塁打を放ちベンチのナインに迎えられる(撮影・後藤 大輝)
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 大商大・福元悠真外野手(3年=智弁学園)がドラフト1位選手に引けを取らないパワーを見せつけた。0―2の6回1死二塁。初球チェンジアップをフルスイング。三塁を守る阪神ドラフト1位・佐藤輝明内野手(4年=仁川学院)のはるか上空を飛び、左翼席に着弾する同点本塁打に「1、2打席目が全然ダメで修正して行けと監督に言われた中で、いい結果を出すことができた」と話した。

 昨年から右太股裏痛に悩まされ、DHでの出場がメインだったが、この日は「3番右翼」で出場。同点弾も実らず、試合に敗れて今季の戦いを終えた。来季は主将としてチームをけん引することが決まっている。「全国の大学が集まる大会に行きたい。自分たちが常に目標としている日本一を達成したい」と意気込みを口にした。

 客席では7球団9人のスカウトが視察。今後の活躍次第では来秋ドラフトの候補にもなってくる。佐藤について「あの人は凄いです。ライトを守っていても、怖い感じがしましたから」と言う。「まずはチームを優先して考えたい。その中で結果が出れば、自ずと自分の結果も付いてくる」とフォア・ザ・チームに徹し、進路を考える。

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2020年11月6日のニュース