中日・吉見引退登板 139キロ直球で空振り三振 ソフトバンク・千賀も駆けつけた

[ 2020年11月6日 18:14 ]

セ・リーグ   中日ーヤクルト ( 2020年11月6日    ナゴヤD )

<中・ヤ>ラスト登板を終え、花束を手にスタンドの声援に応える吉見(撮影・椎名 航)
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 丁寧にプレートの土を払い、まっさらなマウンドに上がった。中日・吉見が現役ラスト登板。

 ヤクルト・山崎に初球、2球目と続けてど真ん中へ。1ボール2ストライクからの4球目、最後は138キロ直球で空振り三振を奪うと、球場中から万雷の拍手が沸き起こった。

 マウンド上で深々と一礼した吉見は、トヨタ自動車の後輩でもある捕手・木下拓と熱い抱擁。その後、ナインらとも抱き合って別れを惜しむと、大野雄らから花束を手渡され、笑みを浮かべた。

 与田監督から交代を告げられると、次の投手のために最後も丁寧にプレートの土を払いのけ、慣れ親しんだナゴヤドームのマウンドに別れを告げた。

 吉見の引退登板を見届けようと、かつて自主トレを行ったソフトバンク・千賀らもナゴヤドームに駆けつけた。球界を代表するエースも背番号「19」の吉見のユニホームに身を包み、自身のスマートフォンに先輩右腕の勇姿をしっかりと保存。多くの人から愛されたドラゴンズのエースが惜しまれながら現役を退いた。

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