勝利まであと1死で…天理 降雨ノーゲームにも前向き 中村監督「1試合多くできるのでラッキー」

[ 2020年7月31日 21:38 ]

令和2年度奈良県高等学校夏季野球大会 準々決勝   天理―一条 7回2死降雨ノーゲーム ( 2020年7月31日    佐藤薬品スタジアム )

<天理・一条>大雨で中断し試合再開を待つ天理ナイン (撮影・後藤 大輝)
Photo By スポニチ

 勝利まであと1死で無情の降雨ノーゲームとなった。8月の甲子園交流試合に出場する天理は6―0とリードした7回の守備時、2死までこぎつけたところで激しい降雨のため中断。雨脚は弱まったが、グラウンド状態の回復は見込めず、そのままノーゲームとなった。

 勝利寸前でのノーゲームにも中村良二監督(52)は笑顔だった。

 「1試合多くできるのでラッキー。仕切り直して頑張ります。選手らも、今見るとケロッとしてるな」

 3―0の6回2死一、三塁、左越えに“幻の3ラン”を放った2番・山元太陽(3年)も「みんな5回でゲームが成立すると思っていたんで、中止と言われて驚いた。(本塁打が記録に残らないのは)悔しいけど、優勝目指して一戦一勝でいきたいです」と、すでに気持ちを次へと向けた。

 下林源太主将(3年)は「中断中は『ああ、雨降ってるな』くらいで中止などは考えてなかった。次も初回からガンガン攻めて、チーム一丸となってやりたい」と帽子のつばを上げる。昨秋の県大会は3位ながら近畿大会優勝。明治神宮大会にも出場した。3年生だけで挑む今大会。再試合は明日1日の13時から。仕切り直して準決勝へと駒を進める。

続きを表示

2020年7月31日のニュース