1点差勝ち巨人は好投リリーフ陣5人がお立ち台に…4年目初勝利・大江「頭が真っ白」

[ 2020年7月31日 21:38 ]

セ・リーグ   巨人2―1広島 ( 2020年7月31日    東京D )

<巨・広>プロ初勝利を挙げた大江(中央右)をアピールする宮本コーチ(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 連敗を2で止めた首位・巨人。試合後のお立ち台には珍しくリリーフ投手陣5人が上がった。

 今季初登板初先発した畠が勝利投手の権利を目前にした5回に会沢への頭部死球により危険球退場というアクシデント。だが、1死一塁のこの場面で緊急登板となった2番手・鍵谷が後続をピシャリと抑えると、大江、大竹、高梨、中川と無失点リレーでつないで勝利までたどり着いた。

 ソーシャルディスタンスを守って1人ずつ順番にお立ち台へ上がったリリーフ陣。まずは鍵谷が「畠がずっといいピッチングしたので、ああいう形になってしまいましたけど、何とかひとつひとつアウトをしっかり重ねていけるように落ち着いて投げられました」と振り返ると、続いて4年目で待望のプロ初勝利となった大江は「うれしい気持ちでいっぱいです」と笑顔。「次のピッチャーにつなぐっていう気持ちだけを持ってしっかり投げるっていうことだけで投げにいきました」と振り返り、初勝利の記念球について聞かれると「今は頭が真っ白なんで。何考えていいか分からないです」とはにかんだ。

 8回途中に大竹をリリーフした5番手・高梨は「ピッチャーで何とかつないで、みんな頑張ってたので、ここで点を許すわけにはいかないと思って。それだけで投げました」と話し、楽天から移籍後これで6試合無失点どころかいまだ被安打ゼロという快投ぶりには「いつかは打たれると思うんですけど、ファンの皆さんに覚えてもらえるように必死に腕振ってます」と胸を張った。

 ▼大竹 畠も頑張ってましたし、鍵谷、大江とつないでくれたので自分もつなぎたいなと思って投げました。

 ▼中川 畠がああいう展開になってしまったので、後ろの中継ぎ陣で全員で勝ち抜くことができて本当に良かったです。接戦になればなるほど緊張っていうのは大きいですけど、その分、勝った時のうれしさは大差で勝つよりもよりうれしいのできょうは良かったと思います。

続きを表示

2020年7月31日のニュース