ソフトバンク 36戦目で初の零敗…板東 初先発も悔し3被弾5失点

[ 2020年7月31日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク0―6西武 ( 2020年7月30日    ペイペイD )

<ソ・西>5回途中、5失点で降板した板東(撮影・中村達也)
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 悔しさだけが残るプロ初先発のマウンドだった。ソフトバンクの2年目右腕・板東は初回に1点を失うと、2回にはスパンジェンバーグに一発を浴びる。3回には森にバックスクリーンに運ばれ、5回にも森に右翼テラス席に2ランを許した。「同い年なので抑えたい」と話していたライバルに3安打された。

 「ホームランを打たれてから気持ち的に後手後手になってしまった。もっと攻めていかないといいバッターは抑えられない。試合をつくることができずに申し訳ありません」と肩を落とした。4回1/3で78球を投げ7安打5失点でプロ初黒星を喫した。工藤監督は「こういう試合もある。相手に合ってしまう時もある」と評した。

 打線は5安打に封じられ、今季36試合目で初の零敗。3点を追う4回には柳田、中村晃の連打で無死二、三塁の好機をつくったが、ともに初球を打って栗原が一ゴロ、上林が投ゴロ。松田宣は中飛で無得点に終わった。指揮官は「積極的にいくことは悪いとは思わない」としたが、初球打ちの若手2人に「駆け引きもあるので、相手バッテリーの心理を理解できると違った結果になるのかなと思う」と、さらなる工夫を求めた。

 チームの連勝は3で止まり、2位・楽天に0・5ゲーム差に迫られた。工藤監督は「負けた時にどう切り替えるかが大事」とカード残りの3戦に目を向けた。

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2020年7月31日のニュース