仙台、22年ぶり王手!大久保主将が逆転打 仙台育英にいざ雪辱

[ 2020年7月31日 05:30 ]

宮城大会準決勝   仙台4-1東陵 ( 2020年7月30日    石巻市民 )

<仙台・東陵>好投を見せた仙台・鎌田
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 点を取らなければ勝利はない。相手は大会無失点を続ける東陵左腕・佐藤柳之介(3年)。仙台は、2―1で勝つと試合前のミーティングで想定した。対策は「逆方向にゴロを打つ意識」と「ストライクの直球に狙いを絞ること」。これを徹底した。2巡目から相手の決め球である直球を捉え始めた。

 実ったのは3回だ。4番・加藤大成(3年)の左前適時打で同点に追いつくと、2死二塁から5番で主将の大久保壮隆(そうた=3年)の中前打で逆転。殊勲打に大久保は「つないでいく意識で打てました。目標である2点が取れて安心しました」。4回にも2点を加えてKOした。これに先発・鎌田健太郎(3年)が9回7安打1失点完投で応えた。

 決勝の相手である仙台育英は、143キロ左腕・向坂優太郎(3年)の先発が予想される。大久保は「(佐藤柳攻略が)自信になった。(向坂は)自分たちの打撃を崩さなければ打てない相手ではないと思います」と言い切った。昨夏は仙台育英に準々決勝で敗退しており「ずっと私立を倒したいと思ってやってきた」と闘志を燃やす。

 22年ぶりに決勝進出を果たした公立校が、昨秋東北大会王者へのリベンジに挑む。(柳内 遼平)

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2020年7月31日のニュース