帝京 1メートル89右腕・植草 公式戦初登板で完封! 前田監督も合格点「よく放った」

[ 2020年7月31日 11:58 ]

高校野球東東京大会・3回戦   帝京7―0目白研心 ( 2020年7月31日    大田 )

公式戦初登板初完封勝利を飾った帝京の2年生右腕・植草
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 帝京の2年生右腕・植草翔太が最高の公式戦デビューを飾った。ドキドキの初先発も7回を3安打9奪三振無失点の完封勝利を記録し、チームを4回戦に導いた。

 緊張から開放された1メートル89の長身右腕が汗をぬぐった。「三振を多く取って自分のピッチングで勢いをつけたかった。真っ直ぐとフォークが良かった」。この日の最速は135キロ。さらに中指の先から手のひら付け根まで約20センチ、チームNo.1の長い指を生かした変化球もさえた。

 東京・葛西第三中卒業時には1メートル85に到達。体の柔らかさも投手には武器だ。「2年であれだけの体があるからここら(3回戦)で使いたかった。初めてにしてはよく放った。いい経験になったと思う」。甲子園通算51勝を誇る前田三夫監督も合格点を与えた。

 コロナ禍で授業が遅れ、今は期末試験の真っ最中。試合後、板橋区の同校に戻ると植草ら2年生ナインは英語と古典のテストが待ち受けていた。「でも全然こっち(マウンド)の方が緊張しますよ」。17歳はいたずらっぽく笑った。 

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