MLB 年俸最大85%削減案提示 現役最高年俸トラウト外野手は34・5億円減 選手会は拒否へ

[ 2020年5月28日 05:30 ]

エンゼルスのマイク・トラウト
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 7月上旬の開幕を目指す大リーグ機構(MLB)が今季の開催案について協議している選手会に対し、年俸を金額に応じて削減する案を提出したと26日(日本時間27日)、複数の米メディアが報じた。スポーツ専門局ESPNが報じた案では、高年俸の選手ほど削減幅が大きく、現役最高年俸のエンゼルス、マイク・トラウト外野手(28)は約85%減となる。すでに選手から反発の声が上がっており、交渉は難航必至だ。

 最大の焦点である年俸面に関して、MLBが選手会に削減案を示した。それは高年俸のスター選手ほど減俸幅が大きい、スライド方式の減額システム。想像以上の削減策となっており、CBSスポーツによると選手会は「失望した」と語ったという。

 今年3月に年俸が試合数に比例することで合意。現状では最大82試合となる見込みで、162試合制から年俸は、ほぼ半減となることは決まっていた。ESPNによると、今回はさらに、その試合数に応じた年俸に対し、6段階の減額幅を設定。ポストシーズン開催時の報酬をのぞけば、現役最高俸のエンゼルス、トラウトは約3800万ドル(約40億7000万円)から約85%減の577万ドル(約6億2000万円)に。日本選手最高年俸のヤンキース田中も2300万ドル(約24億6100万円)から349万ドル(約3億7300万円)へ減額となる計算だ。

 3月の労使合意以降、無観客試合での解釈の食い違いや、総収入の折半案などが批判され、さらなる譲歩案が期待されていたが、メッツの先発右腕ストローマンはツイッターで「今季開催の見込みがなさそうだ」と反発。選手会は同案を拒否する意向で、近日中に正式に反対する予定だ。

 約3週間のキャンプ期間を考慮すると、7月上旬に開幕するためには6月第1週までに合意する必要がある。

 ≪エンゼルス・マドン監督「合意できると楽観視」≫エンゼルスのジョー・マドン監督が地元ラジオ局の番組に出演。MLBと選手会が交渉中の年俸問題については楽観的だった。「選手はなかなか受け入れがたいだろうし、時間もかかるだろう。でも、最後には合意できると楽観視している」。キャンプ中断以降は免疫力を上げるために運動を継続し、サプリメントを増やすなどして6~7キロの減量にも成功。「体調はいいし、うまくいっている」と話した。(ロサンゼルス・奥田秀樹通信員)

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