進化の3年目!大谷 新打法でいきなり5発だ!135メートル弾だ

[ 2020年2月15日 05:30 ]

打撃練習するエンゼルス・大谷
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 エンゼルスの大谷翔平投手(25)が13日(日本時間14日)、バッテリー組キャンプ2日目で昨年9月13日の左膝膝蓋(しつがい)骨の手術後、初めてとなる屋外フリー打撃を行った。右足を上げ、左肘をより高く上げてバットを投手方向に寝かせた新打撃フォームを試し25スイング中、柵越え5本。バックスクリーン直撃の推定飛距離135メートル弾を放つなど、メジャー3年目の進化の一端をのぞかせた。

 5スイング目だ。凄みを増した大谷の打球はバックスクリーンを直撃した。推定飛距離135メートルの特大弾。さらに7スイング目には右中間奥の駐車場に消えた。背番号17の赤いユニホーム姿でマイナー施設の打席に立ち、4セットに分け25スイング。柵越えは5本を数えた。

 「体(左膝)は問題なく良かった。“打感”もそんなに悪くなかったし、(左膝の手術後)初めてにしては良かった」

 昨年9月13日に左膝にメスを入れてから、ちょうど5カ月。大谷にとって手術後初の屋外フリー打撃となったが、そのシルエットは明らかに違った。

 初日のティー打撃に続き、右足を上げる新たな打撃フォームを試した。それだけではない。左脇を開けて、肘を上げた「フライングエルボー」と呼ばれる構えも、左肘をより高く、そしてバットを投手方向に寝かせた状態からスイングするなど、試行錯誤を重ねながら振った。大谷は「練習の一環でやったりとか。実戦でやるか分からないけど、いろいろな打ち方をする中で勉強になることはたくさんある」と説明した。

 昨季も数打席、右足を少し上げる打ち方を試したことがあった。これまでのノーステップ打法より反動がつく分、芯で捉えた時の破壊力は増す。さらにバットを投手方向に寝かせた状態から振ることで、さらにパワーを伝えられる。正確性や振り遅れへのリスクは、2年間でメジャーの多くの投手と対戦した経験が加わったことで解消できる。進化へ微細な調整を重ねる。

 打撃練習後は右翼や中堅守備に就き、球拾いに参加。フリー打撃の痛烈なゴロやフライをさばいた。2日連続のキャッチボールでは60球を投げた。クラブハウスでは昨季のナ・リーグ打点王でナショナルズの世界一に貢献したレンドンと初対面を果たし、笑顔でハグを交わした。

 投手復帰は5月中旬だが、打者としてオープン戦の出場を続け開幕に臨む。「(屋内での)バッティングは去年もやっていたので、継続して、改善しながらいけたらいい」。二刀流本格復帰となるメジャー3年目へ、進化の歩みを続ける。(テンピ・柳原 直之)

 【大谷の打撃変遷】

 ☆フライングエルボー 日本ハム時代の3年目の15年から採用。従来に比べ左脇を大きく開け、バットを握った左手から左肘のラインが地面と水平に。左肘に「自由」があるためテークバックを大きく使え、最後に左手でバットを強く押し込めることが可能になった。元ジャイアンツのバリー・ボンズらメジャーリーガーに多い打撃フォーム。

 ☆ノーステップ打法 メジャー1年目(18年)の開幕直前、3月26日のドジャースとのオープン戦から採用。メジャーの投手はテークバックがコンパクトで、日本の投手のように投球モーションに「間」がない投手が多いことへの対応。大きく右足を上げていた大谷は「(投手は)いろいろな投げ方があるけど、それにアジャストしやすい。飛距離も変わっていない」と語った。

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