西武 ロッキーのテーマが必須!?スタミナ強化へ効果抜群「タバタ式トレーニング」

[ 2020年2月15日 06:00 ]

タバタ式トレーニングを行う西武の選手たち(撮影・尾崎 有希)
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 西武の室内練習場に突如、映画「ロッキー」のテーマ曲が流れた。平井が「テンションが上がった。行くぞっ!」とけしかけ、投手陣がグループ別でスクワットジャンプ、バーベルプッシュなどに取り組んだ。

 立命大の田畑泉教授が考案した「タバタ式トレーニング」。負荷の高い運動を8種類で1セットとし、「20秒運動、10秒休み」で3セットを繰り返した。心肺機能や筋持久力を高める効果があり、坂元ヘッドS&Cは「雨で目先を変えるため実施した。有酸素運動に効果的で、有効的に心拍数も上がる。疲労が残りにくい体がつくれる」と説明した。

 昨季、西武のチーム防御率はリーグワーストの4・35。中でも8月は5・44とリーグ唯一の5点台だった。本拠メットライフドームは夏場に気温も湿度も上がる。8月は疲労も蓄積するだけにスタミナ強化が欠かせない。

 選手からは何度も悲鳴が聞こえた。「本当にきつい。ロッキーでも聴かないと続けられない」と平井。夏に成果を出すべく、歯を食いしばっていた。 (大木 穂高)

 ≪スポニチ本紙記者も体験も…1セットで降参≫「タバタ式トレ」を報道陣も体験。バーベルプッシュの際、辻監督からスポニチ本紙記者に「上に持ち上げるな。地面に平行に前に出せ」と声が飛んだが、出そうとしてもバーベルは下に落ちた。1セットで解放されたものの全員バテバテ。「これを3セット?」の声も漏れた。今キャンプ中で毎朝、指揮官との4キロランニングで足腰強化に励んでいる成果は全く出なかった。

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2020年2月15日のニュース