大谷 右足上げる「新打法」テスト「フィジカルと技術をしっかりかみ合わせていければ」

[ 2020年2月14日 02:30 ]

打撃ケージに向かう大谷(AP)
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 エンゼルス・大谷翔平投手(25)が12日(日本時間13日)、アリゾナ州テンピでバッテリー組のキャンプ初日を迎えた。屋内打撃練習では、これまでのすり足ではなく右足を上げる新フォームをテスト。キャッチボールでは力強い球を投げ込み、5月中旬復帰予定の投手としては先発ローテーションの軸になるべく決意を新たにした。

 これまでのノーステップ打法ではない。大谷は右足を上げると、踏み込んだ勢いとともに、バットを強く振り抜いた。メジャー3年目、キャンプ初日。「いろいろ試しながらいきたい」と、新たな挑戦の一端を披露した。

 ウオーミングアップを終えると全体から離れ、マイナー施設の屋内ケージで打ち込んだ。置いた球を打つ「置きティー」、前方から投げてもらうティー打撃、マシン打撃で計55スイング。メジャーの投手はテークバックが小さく、投球モーションに「間」がない投手が多いために1年目から取り入れたノーステップ打法だったが、現状に甘んじる気持ちは毛頭ない。丸太のような二の腕と分厚い胸板も凄みを増し「オフシーズンにいろいろやれたので、満足している。実戦に入ったらフィジカルと技術をしっかりかみ合わせていければいい」と手応えを口にした。

 その後のキャッチボールでは捕手スタッシを相手に、最長40メートルの距離で計50球。距離や強度、球数が制限される中、ラスト10球はセットポジションから力強い球を投げ込んだ。1年目は10試合に登板したが「1年目に(投手として)ちょっと投げたけど、ほぼ僕の中では投げていないに等しい」と言い切り、「もう一回、先発ローテーションでしっかり回れるように、キャンプからしっかりやりたい」と決意を示した。

 この日、大リーグ機構は「大谷ルール」とも言うべき二刀流選手登録の新設を発表した。同様に今季から設けられた投手の出場選手登録の人数制限(8月末まで13人、9月以降は14人)から外れ、チームはアドバンテージを得ることになる。打者で開幕から出場する一方、投手復帰を開幕ではなく5月中旬に定めたことは、終盤での活躍を期待する狙いもあるとみられる。

 大谷も「どこで復帰するかによって、どこまで投げられるかも変わってくる」と力を込めた。雲一つない青空の下、2年ぶりに二刀流でキャンプイン。更なる進化を見据える3年目がスタートした。(テンピ・柳原 直之)

 《免許取りました!》大谷は前日に続き、自ら運転する車で球場入り。昨年11月に運転免許を取得したことを明かし「普通は遅いと思いますけどね。手術明けでやることがなかったので、取りましたけど」と照れ笑いを浮かべた。駐車も難なくこなし「そんなに怖くはないですね。(米国の道路や駐車場は)広いので。(自分の世界は)何も変わらない」と語った。

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