逆風関係なし 阪神・ボーア 期待高まる右越え2点弾「80%ぐらいのちょうどいい力で」

[ 2020年2月14日 05:30 ]

シート打撃で右越え本塁打を放つボーア(投手・秋山)(撮影・大森 寛明)
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 阪神のジャスティン・ボーア内野手(31=エンゼルス)が13日のシート打撃でまたしても強烈な一発を放った。秋山の内角直球を振り抜き、強い逆風を切り裂きながらの右越え2ラン。実戦形式では7打席で5打数4安打2本塁打2四球となり、本番への期待が高まるばかり。初実戦となる15日の練習試合・広島戦(宜野座)への準備は万端だ。

 沖縄の強風とボーアの怪力の対決は、あっさりと後者に軍配が上がった。秋山と対戦した1死一塁想定の第2打席。1―2と追い込まれてからの5球目内角直球を豪快に振り抜いた。右翼へ伸びた打球は、強いアゲンストの風に押し戻されながらも楽々とフェンスオーバー。それも「8割の力」だと言うから恐れ入るばかりだ。

 「感触はすごく良かったよ。80%ぐらいの力だったんだけど。あまり思いきり振ったことはなくて、80%ぐらいのちょうどいい力で振ってホームランを打ってきたから。風の計算はしていたし、強く吹いていたことも分かっていた。風も計算した上で“行ったかな”と思った」

 フリー打撃の柵越えショーも圧巻だが、実戦形式でのインパクトはさらに強烈だ。伊藤和と対戦した5日の初シート打撃では、中前打に加え左中間への“来日1号”で2打数2安打。名護で日本ハムとの練習試合があった11日は、宜野座の居残り組でシート打撃を行い、ガンケルから中前打するなど2打数1安打1四球だった。この日の第1打席も岩崎から四球。通算では5打数4安打2本塁打2四球、打率・800、出塁率・868と半端ない数字が並ぶ。

 春季キャンプも半分が終わり、異国の生活にも日に日に順応している。2度目の休日だった12日は名護まで足を伸ばし、美しい海を見ながらビーチを散策した。お気に入りの食べ物は沖縄そば。「美味しいね。ホテルでも食べたし、店にも食べに行った。しょうゆラーメンもいい」とニッコリと笑った。

 矢野監督の評価も上向くばかり。「あれだけアゲンストの風が強い中でも放りこめるパワーと、追い込まれて打ったというところに価値があると思う」。浜風が吹く甲子園でも一発を期待する4番候補だけに、ここまでのパフォーマンスには納得の表情だ。

 待望の初実戦は15日の広島戦に内定。「しっかり準備できている。いい感じで来ていると思う」と頼もしい。ライバル球団を相手にどんな打撃を見せてくれるのか。明日が待ち遠しい。
(山添 晴治)

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