元ヤクルト・村中 琉球ブルーオーシャンズ入団 数日前からネットざわざわ「すみません、僕です」

[ 2020年2月14日 15:54 ]

琉球ブルーオシャンズ入団会見を行う村中。左は清水監督(撮影・久冨木 修)
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 沖縄初のプロ野球球団「琉球ブルーオーシャンズ」は14日、元ヤクルトの村中恭兵投手(32)の入団を発表した。

 入団会見に臨んだ村中は「ネットではいろいろと騒がれていたんですが、すみません、僕です」と切り出し笑いを誘った。球団は2日前の12日に公式アカウントで「14日に元NPBの新入団選手発表およびお披露目と、重要な契約締結に関し記者会見を行います」とツイート。ネット上では新庄剛志や前阪神の鳥谷敬、元ソフトバンクの川崎宗則、元阪神の西岡剛らの名前が憶測として飛び交っていた。

 このオフにツイッターを始めたそうで、村中自身も会見前から注目度の高まりに驚いていたという。「かなりバズっていたので…。僕でいいのかな、と」と照れ笑いしながら抱負を語った。

 「声を掛けていただき、ぜひやらせていただきたいと思った。自分としても高みを目指し、球団としての地域貢献、新規参入というところに魅力を感じました。個人的にはNPBに戻りたいという希望は持っています」

 村中は東海大甲府から05年の高校生ドラフト1巡目でヤクルトへ入団。身長1メートル88の長身左腕として、1年目の06年に1軍デビューを果たした。プロ通算199試合に投げ、46勝55敗、防御率4・30の成績を挙げた。昨季は前年12月の腰の手術の影響で1軍登板はなし。戦力外通告を受け、トライアウトを受けたが、獲得希望球団はなかった。オフにはオーストラリアン・ベースボールリーグに参加し、独立リーグでのプレーも視野に再起を期していた。

 また同球団は地元の沖縄ケーブルネットワーク(OCN)とストラテジックメディアパートナー契約を結んだことを発表した。球団は独立リーグには所属せず、国内プロの2、3軍や、台湾のチームなどと試合を重ねながらNPB参入を目指す。OCNでは録画も含め、琉球の全試合を放映する。自主制作番組などでも琉球の動向を県内に広く伝えていく。

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2020年2月14日のニュース