巨人・菅野が自主トレ公開「今年は積み重ねの年に」

[ 2020年1月17日 05:30 ]

ノックを受ける菅野(撮影・森沢裕)
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 巨人の菅野智之投手(30)が16日、川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを公開した。昨季は腰痛で思うようなシーズンを過ごせなかったが、キャッチボールでは力のあるボールを投げ込むなど調整は順調そのもの。今季を「積み重ねのシーズン」に設定した。絶対的エースは目の前の目標を一つずつ達成しながら、東京五輪での悲願の金メダル、リーグ連覇、8年ぶりの日本一奪回へと向かう。

 東京五輪に、日本一。あと13勝で通算100勝の個人記録も控える。どれも意識をしないはずはないが、菅野はシンプルに目の前の目標に照準を絞った。

 「東京五輪とか節目の年を意識しない選手はいないと思う。たくさん目標もありますけど、まずは目先の開幕にピークを持っていく。その中でいい状態で開幕を迎えられたら、次、また次の目標となる。今年は積み重ねのシーズンにしたい」

 練習の積み重ねはすでに始めている。昨年12月の優勝旅行後、宮国や中川らとともにハワイに残留し、そのまま自主トレに入った。現地では短い距離での力強いキャッチボールもこなし「まだまだ完璧ではないですけどね。今のところ問題ない」と力強くうなずく。

 昨年は腰痛に悩まされたが、単純に腰だけの問題ではなかった。今シーズン中には31歳になる。体全体をより強化していくことが求められる。トレーニングの中では柔軟性に意欲的に取り組んだ。例えばスクワットでは腰を一番低い位置まで落とし、そこから重量を持ち上げた。「重さを持ちながら柔軟性を意識。最大出力を上げる。一つの変化かなと思う」。昨季中に取り入れたグルテンフリーは継続している。若いときにはなかった体調の変化にも柔軟に対応するべく、積み重ねの中に必要と感じた新たな経験を加えている。

 3年連続沢村賞を目指した昨季は22試合登板で11勝6敗、防御率3・89。並の投手なら十分な成績だが、期待値の高い菅野の場合に限っては物足りなく映る。自身も「期待に応えることが自分の役割。痛いほど分かっています」。今季は大きな頂は胸の奥底に秘め、まずは一つずつ、目の前の目標に注力する。

 この日はハワイの自主トレに帯同した宮国とともにキャッチボールやノック、両翼ポールからセンターまでのダッシュなどに励んだ。2月1日から始まる宮崎春季キャンプの第1クール中にはブルペン投球も開始する予定。「前の状態を追い求めてもしょうがない。体も変化していく。ただ進化することはできると思う」。DeNAとの開幕戦(東京ドーム)が行われるのは3月20日。逆算しながら、研鑽を積んでいく。
(川手 達矢)

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