ヤクルト・奥川 右肘炎症でドクターストップ 2軍キャンプ濃厚

[ 2020年1月17日 05:30 ]

右肘の炎症のためノースローで調整する奥川(撮影・西尾 大助)
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 黄金ルーキーにドクターストップがかかった。ヤクルトのドラフト1位、奥川恭伸投手(18=星稜)が16日、ノースローで調整することになった。15日に横浜市内の病院で検査を受けた結果、右肘に軽度の炎症が見られたため。炎症が完全に治まるまでスローイングメニューは禁止となり、2月のキャンプは宮崎・西都での2軍スタートが濃厚となった。

 ウオーミングアップが終わると奥川は投手陣の輪から離れた。15日に右肘を検査した結果、軽度の炎症が見られたため医師から“投球禁止”を言い渡され、球団とも話し合いノースロー調整が決定した。「球団と話して決めた。ゆっくりやっていこうかなと思う。弱いところ(の強化)に取り組める期間。強くなるようにやっていきたい」。キャッチボールなどを行うチームメートを横目に、戸田球場の一塁側ベンチ前で体幹トレーニングに精を出した。

 昨夏の甲子園では決勝まで512球を投げた。直後のU18W杯では1試合の登板だったが、その後、国体にも出場した。ドラフト後の昨年11月に球団のメディカルチェックを受けた際、右肘に炎症が見つかったが、医師からは投球が認められたため、練習を続けながら治まるのを待った。

 新人合同自主トレでも投球を続けたことに奥川は「(違和感は)ないです。問題なかったのでずっと投げていた」と自覚症状はなかったことを明かす。今回の検査では、11月よりも症状は軽くなっており、このまま強度を落として練習しても治る可能性はあったが、小川淳司GMは「同じ症状で30歳の選手だったら制限なく投げられる。ただ奥川は無理する時期でもない」と将来を見据えた決断であることを明かした。

 今後は日々、トレーナーがチェックし、最終的に病院で完治が認められてから、投球を再開する。橿渕聡スカウトグループデスクは「一回ゼロに戻す。(ブルペン入りも)白紙です」と話した。奥川自身は「(自主トレの)終わり頃にブルペンに入りたい」と今月下旬にブルペン入りする青写真を描いたが、肩をつくり直すことから始める。一般的にノースロー期間と同じだけ戻すには時間がかかると言われる。キャンプの1、2軍の振り分けは23日の監督・コーチミーティングで決定されるが、キャンプは宮崎・西都での2軍スタートが濃厚となった。

 いきなりのつまずきとなったが、奥川は「これから(現役を)長くやりたいので、この一年は土台づくりと思っていた。焦りは全くない。体幹や可動域を広げる練習をやっていきたい」と前を向いた。(黒野 有仁)

▽奥川の昨夏甲子園&U18W杯 4季連続甲子園出場を果たし、5試合で計512球。智弁和歌山との3回戦では、延長14回を一人で投げ抜き、3安打23奪三振、165球の熱投を見せた。決勝は履正社・井上に3ランを浴び、大会初の自責点を記録。9回完投ながら11安打5失点と力尽き、北陸勢初優勝を逃した。直後のU18W杯は疲労を考慮し、1次Rは登板なし。スーパーR初戦のカナダ戦に初登板すると、7回を103球、2安打1失点。18奪三振と圧巻の投球を見せたが、登板はこの1試合だけだった。

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