阪神・梅野「全試合に執着心はないけどトライしたい」 

[ 2020年1月17日 10:09 ]

キャッチボールをする梅野(撮影・坂田 高浩)
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 阪神の梅野隆太郎捕手(28)が16日、キャンプ地でもある沖縄・かりゆし宜野座で自主トレを公開した。球団では過去に2人しかいない全試合先発マスクへの意識、現状の仕上がりなどを語った。以下は一問一答。

 (テレビインタビュー)

 ――今年の自主トレはどんな雰囲気

 年が明けて個人的にはシーズンが始まるなという気持ちでスタートして、まあ自主トレ入ったら、今年は準備も早く、個人的にも順調に楽しく、自主トレを過ごせています。

 ――メンバーおそろいのパーカを発案

 これは自分ですね。毎年、少しでもね。一体感を出して、自主トレをね、気を引き締めてやっていこうという気持ちで、毎年やっているので、それでみんなそろえてやっています。

 ――ロゴはチーム梅野?

 そうです。こうやってそろえてやってます。

 ――2年前まではチーム能見。能見さんの反応は?

 いや、まあ、あの逆に快くというか“いやいや、もう俺はいいよと”。逆にね、恐れ多いですけど、帽子もパーカも着用してくれているので、自分にとってはうれしいですね。

 ――久しぶりに能見と自主トレをして

 本当に話していても、動いていても変わらず、すごい走れるし、すごいなって毎回この自主トレで思いますし、まあ話していても、まだまだ新たな発見があるので、来てくれて本当にうれしいです。

 ――自主トレで一番鍛えたいところは

 とにかく技術的にレベルアップを図りながら、そしてまた開幕も早いので、準備もしっかり1クール(分)、この自主トレも段階を上げてやっているので、段階を上げている中で、技術向上のために、細かいところのポイントを、秋季キャンプ少しやったところを、チェックポイントにして、守備も攻撃もやるようにしている。

 ――きょうの2塁送球もかなり仕上がっていた
 そうですね、肩だけはね。藤井バッテリーコーチからもしっかり作ってくるように言われたので、そこでケガをしてしまうと、1年間を棒に振るのでまあ、少しキャッチボールも、早めにしている分、距離を取りながらね、やっている分投げられているのかなと思います。

 ――今シーズン、チームの中心として役割は

 年々、少しでもね、チームの顔になれるようにとやってきたんですけど、また今年は新たな後輩たちもできたし、レギュラーメンバーというか出ているメンバー、ベンチに入っているメンバーもガラッとより年下になってきたので、本当により引っ張っていかないといけないなという立場でもあり、また選手会長も継続してさせていただいているので、その分責任感をもって練習したり、ゲームに入っていく分にも、引っ張っていけるように自分自身気持ちをもって、示していけたらなと思っています。

 ――個人的な目標は

 個人的な目標はもちろん、タイトルを獲るというところで、ゴールデングラブもね3年連続狙っていますし、ベストナインも狙ってダブル受賞を必ずすることを目標にして

 ――チームとしては優勝という思いも強い

 本当にキャッチャーをして、ずっとここ最近出させてもらっている中で最近(他球団の)リーグ優勝の場面を見るみることが、やっぱり悔しいなと。毎年毎年シーズンの終わりに感じていることなので、本当に歓喜…、喜べるように、チームで優勝をつかめるようにと毎年思ってます

 (ペン記者囲み取材)

 ――タイトルの話もあったが、開幕から全試合出るというのは、やっていなことの一つでもある

 もちろん出ることが目標ではないけど、そのためにチームがね。勝つために自分個人も気を引き締めてやらないといけないので。全試合っていうよりも、まずは1日1日が勝負。ケガしても昨シーズンは何とかいけるところで、自分にね。ある意味いい喝をいれながらできたというところもあるので。ケガの中でどうカバーできるかとか、いろんなことが起こりうる。今は一番はケガをしない、体作りをしっかりして、最後のどういう結果がでるかというので。あんまりそこ(全試合)に関しては執着心はないけど、とにかくキャッチャーとして出る限りは勝ちたい、というところしかないので、そこ(全試合マスク)は年々、トライしていきたいというか挑んでいきたいと思ってます。

 ――シーズン終わって結果的に全部試合に出てたらいい

 なんでそんなに試合に出そうとするの(笑い)

 ――過去、チームとしても二人しかいない

 別にそこにこだわりはない。けど、そうやって、さっき言ったように、結果がそうなればいいけど。全試合出る気持ちというよりも、1試合1試合が勝負やし。

 ――目の前の1試合を1つずつ勝つことが大事

 逆算というか、ゲームの中のところは、トータルで出て、出るから(シーズン後半に)こうやっていきたいというような逆算をしていかないといけない立場なので。全試合出るのとはちょっとまた意味合いが違うけど、配球の中では、やっぱり開幕出たから、後半がこういう風に生きたとか、そういう話ができるというのは、やっぱりこう、全試合出るという意味は深いと思うし。前回(前半)こうやったから、こうやればいいのかな、こういこうかな、とかパターンとか引き出しは増えてくると思うので、だからそういう意味でも目の前の試合。それが積み重なって前の根拠が出てくると思うから。そういうところでは試合にでたい気持ちはあります

 ――去年も1年戦って

 それはついてきたもの。追っかけて取るものも必要かもしれんけど、それって思うようにいったときの結果で、思うようにいかなかったとき苦しいから、そこの(心の)余裕のゆとりというか、持っとかないといけないなと思ったシーズンでもあった。やっぱりそこの結果、昨年、(ケガを押して出場した)決断が良かったといったのも、そういう意味合いを含めて。最初から(全試合)出る、出る出ると思ったらそういう風に(ケガなどで)うまくいかないことの方がきついし、逆にそういう心のゆとりも大事かなと思ったシーズン。逆にまたそういう起こりえぬことが起こったときに、またこういろんな経験がいい意味にためになるということ。

 ――最終的には優勝した時にマスクをかぶっていたい

 もちろん、もちろん。それは、目標にある。数多くマスクをかぶって数多く貢献してというのはもちろんあるけど、無いことが起きた時に苦しくならない準備はしたい。

 ――捕手として考えて、全試合でる難しさは痛感している
 自分だけの力じゃないし、自分が…結局はつかみとっていかないといけないし。

 ――例年に比べて体作りで変えているところは

 それはあまりなくてとにかく、年々出ると、いろんな節々というか体にくるところがあるので。去年もシーズン中、休みの日はケアも欠かしたことがないので、自分でしっかりやっていたので。今年もしっかりメンテナンスしながら、シーズン戦っていきたい。

 ――盗塁阻止率で田淵さんの・552は目標になる

 いや、すごいです。めちゃくちゃすごいこと。でも、自分が何かを成し遂げる…生え抜きのなかでは田淵さん以来ってすごい出るので。それも今シーズンでまた新たなチャレンジの舞台で盗塁阻止でも積み重ねがね。そういうものを超えていけたら、やっぱりチャンスは現役のときの自分が出ているときしかないので。そこは毎年、田淵さん以来って出るけど、今年も出れるような活躍はしたいなと思います。

 ――外国人の映像は見たか

 まだ見てないです。受けてみてというか、そういう方がイメージあるんで。映像とかは良いやつのほうしか無いじゃないですか。ユーチューブとか。

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