秋山、レッズ合流へ調整 鉄人「新兵器」は厚底スパイク!4キロ走&ダッシュも痛みなし

[ 2020年1月17日 05:30 ]

レッズでの背番号「4」を胸にダッシュする秋山(撮影・西海健太郎)
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 西武から海外FA権を行使してレッズに移籍した秋山翔吾外野手(31)が16日、静岡県下田市で自主トレを公開。新背番号4が刺しゅうされた赤いトレーニングウエア姿で約4時間汗を流した。

 「昨日届いたばかり。これからもSSKさんの協力を借りて頑張ろうと思います」。契約する用具メーカーをしっかり宣伝するあたりが律義な秋山らしさ。さらに同社製の「新兵器」を使っていた。

 ランニングでは着用しなかったが、キャッチボール、打撃練習の際に履いていたスパイク。従来よりも靴底の部分が厚い「厚底スパイク」だ。クッション性が高まり、疲労軽減、故障防止などの効果が上がる。162試合の長丁場に加え、移動も過酷な米国での戦いを考慮。陸上長距離界ではナイキの厚底シューズが注目を浴びる中、昨季まで5年連続フルイニング出場の鉄人はSSKの厚底スパイクで足固めを図る。

 昨年10月に右足薬指を骨折。まだ全力疾走ではないが、この日は4キロのロードワークに加え、足に負担のかかるS字ダッシュなどをこなすまでに回復した。「痛みがないのが全て。順調に来ている証拠。制限もかけている感じはない」。スパイクを履いてのベースランニングも解禁間近と、調整のペースも着実に上がっている。

 新たな環境への準備期間。「(キャンプで)合流した時に環境の違いとかあると思うけど、それに対応できるように。まずは体の準備。これだけはしっかりやりたい」。2月18日(日本時間19日)のアリゾナでのキャンプインに向け、足元を固める。(春川 英樹)

 《陸上界はピンク“ナイキ旋風”》○…ナイキの厚底シューズについては、世界陸連の新規則によって禁止されることになると15日に複数の英メディアが報じている。炭素繊維のプレートが埋め込まれ、高い反発力が売り。マラソンの世界記録を持つ男子のキプチョゲ(ケニア)、日本記録保持者の大迫らトップ選手の多くが履いている。年始の箱根駅伝でも大半の選手が着用して区間新記録が相次ぎ、大会記録も大きく更新された。他社も後を追って底の厚いタイプの製品を開発、販売している。

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