阪神 高知での秋季キャンプ打ち上げ 矢野監督 MVPは「全員」

[ 2019年11月19日 12:33 ]

<阪神秋季キャンプ 最終クール>岩貞(手前)の音頭でキャンプ打ち上げの手締めを行う(左から2人目が矢野監督)(撮影・平嶋 理子)        
Photo By スポニチ

 阪神は19日、高知・安芸で行われていた秋季キャンプを打ち上げた。

 雨の影響を受けたのは17日の1日だけで晴天に恵まれた20日間。手締めのあいさつを務めたのは選手会長の梅野ではなく岩貞で、「選手会長からあいさつを託されました。全国のタイガースファンの皆さん、がっかりさせてしまいましたが、ご了承ください」と笑いを取った後、「この中から1人でも多く1軍の戦力になり、優勝できるように頑張ります」と安芸市営球場に集まったタイガースファンの前で誓った。

 野手は井上、北川、新井と3人の打撃コーチ指導のもと1日1000回に迫るスイングを連日行い、守備力底上げを目指した特守も繰り返した。投手陣は山本昌臨時コーチから超一流のノウハウをさずかり、来季の飛躍のきっかけを探した。総括した矢野監督はMVPについて、コーチ、選手含めた「全員」を指名し、充実のキャンプを振り返った。

 2年ぶりのクライマックス・シリーズ(CS)進出を果たした今季だが、ベテラン、外国人、FAで加入した西らの力が大きく、今キャンプに参加している若手の成長は急務の課題。岩貞の言葉通り、1人でも多くの若虎が台頭することを、全国のファンは願っている。

続きを表示

この記事のフォト

2019年11月19日のニュース