阪神・秋山 来季はワインドアップで“完全復活”だ!「それが理想」

[ 2019年11月19日 05:30 ]

<阪神秋季キャンプ>ワインドアップで投げる秋山(撮影・平嶋 理子)
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 阪神・秋山拓巳投手(28)が高知県安芸市で行われている秋季キャンプ最終クール5日目の18日、20年型フォームの完成が近づいたことを明かした。来季は振りかぶるワインドアップでのシーズン完走を目指しており、17年に12勝を挙げた右腕の完全復活が見えてきた。

 ゆっくりと両手を頭上に掲げ、しっかりと軸足に体重を乗せて腕を振っていく。他の投手と並び立ったブルペンで際立った球威。1球ごとに響く秋山のうなり声は、逆襲への“咆哮”に聞こえた。

 「今日のブルペンも良かったので。来年、しっかりと投げられるという感覚は自分の中で出てきています」

 その源は、ワインドアップでの投球フォームだ。昨年10月に右膝を手術した影響で、今季は走者を背負っていない場面でも「膝の状態もあったので」とセットポジションでの投球を強いられることも少なくなかった。一方で「ピッチャーは振りかぶらないといけないでしょう…」という強いこだわりもあった。

 12勝した17年がそうであったように、振りかぶることで持てる力をすべて出し切れる。手術から1年が経過して迎えた今キャンプできっかけをつかんだ。第2クールで胸を張りすぎないフォームに修正してからは、ボールの力強さが格段に増していった。前に突っ込み、ブレていた上体が、振りかぶっても安定。投げ込みを重ね、16日の紅白戦では2回無安打零封するなど、結果と内容で自信を深めていった。

 この日のブルペンでは、直球を中心に81球。36球目からはセットポジションに変えて40球近くを投じた。「ワインドアップはタイミングが合ってきたので、セットで多めに投げました」。来季の基本となる振りかぶるフォームの完成がうかがえる言葉だった。

 ローテーションを任された2年前から一転、直近の2年間は不完全燃焼。高卒11年目を迎える来季に懸ける思いは当然ながら強い。「それ(1年間ワインドアップ)が理想なんで」。振りかぶった視線の先に見えるのは、復活の二文字に他ならない。(遠藤 礼)

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