楽天、FA大地と極秘初交渉 石井GM好条件でアタック 4年総額7億円提示か

[ 2019年11月7日 05:39 ]

ロッテでの背番号7と同じ、4年総額7億円の条件を提示されたとみられる
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 楽天が6日、都内でロッテからフリーエージェント(FA)権を行使した鈴木大地内野手(30)と極秘で初交渉を行った。4年総額約7億円の好条件を提示したとみられ、巨人、宣言残留を認めているロッテとの争奪戦に加わった。ソフトバンクからFA権を行使した福田秀平外野手(30)も福岡市内でヤクルト、ロッテとの初交渉に臨んだ。

 複数の球団の争奪戦を繰り広げている鈴木が、楽天との交渉の席に着いた。複数の関係者によると、都内で極秘裏に石井一久GMと面会し、条件を提示されたとみられる。楽天側は誠意として4年総額約7億円の大型契約を用意。さらに、慣れ親しんだ関東を離れることも考慮し、よりプレーに専念しやすい環境を整えることも伝えたとみられる。

 楽天はシーズン中から鈴木がFA宣言した場合に備えて調査を継続してきた。内野ならどこでも守れるユーティリティー性に加え、誰もが認めるキャプテンシーや人間性を高く評価。戦力としてはもちろん、若手のお手本になる貴重な存在として争奪戦に参戦することを決めた。他球団に引けを取らない条件を用意して鈴木にアタックし、球団としての熱意をぶつけた。

 鈴木は5日に都内で行われた巨人との初交渉に続き、2日連続でロッテ以外の球団から獲得のオファーを受けたことになる。10月28日にFA権の行使を表明して以降は、公の場に姿を見せていない。周囲には「自分に興味を示してくださる球団があることは本当にありがたい。後悔がないようにしっかり考えたい」と話しており、熟考を重ねて最終的な結論を出す考えだ。

 一方、ロッテは鈴木との残留交渉で3年総額約5億円の条件を提示していたことも判明。その上で宣言残留も認めている。巨人は3年以上の複数年で総額約7億円を提示したもようだ。3球団による争奪戦。今オフのFA市場で目玉選手の一人となっている鈴木の決断に注目が集まる。

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