侍J、誠也弾で連勝突破!4番が連夜の存在感 チーム1号&初盗塁

[ 2019年11月7日 05:30 ]

第2回WBSCプレミア12・1次ラウンドB組第2戦   日本4―0プエルトリコ ( 2019年11月6日    台湾・桃園 )

3回2死一、三塁、3ランを放つ鈴木(撮影・木村 揚輔)
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 侍ジャパンは6日、1次ラウンドB組の第2戦でプエルトリコを4―0で下して開幕2連勝。同じく2連勝の台湾とともに日本で開催されるスーパーラウンド進出が決まった。4番の鈴木誠也外野手(25=広島)が3回2死一、三塁から左中間に特大3ラン。トップチームの国際大会では初アーチ、侍ジャパンにとっても今大会1号となった。7日の台湾戦も勝ち、3戦全勝での1位通過を決める。

 打った瞬間に確信した。鈴木は悠々と一塁へ歩きだし、左中間席中段へ飛び込んだ打球を見届けた。3回に1点を先制し、なおも2死一、三塁から特大の3ラン。トップチームでの国際大会では自身初アーチとなった。

 「感触は完璧だった。先制点を挙げてくれたので、楽な気持ちで打席に入れた」。1ボールからのファーストストライク。左腕ソトが真ん中低めに投じた142キロの速球を完璧に捉えた。「得点圏になればなるほど、割り切ってスイングができている」。勝負強い主砲は迷わず強振した。

 大会前の練習試合とカナダとの強化試合を含め、全試合で4番を任されている。絶大な信頼を寄せる主砲の強烈な一振りに、稲葉監督も「ベンチに勇気を与えてくれた。やっぱり4番が打つとチームもいい雰囲気になっていく」と目を細めた。

 足でも魅せた。2回先頭で四球を選び、続く浅村の打席で二盗に成功。今季25盗塁の走れる4番が今大会チーム初盗塁を決めた。先制ホームを踏むことはできなかったが、揺さぶりをかける意味合いは十分。「隙があったので積極的にいってしまおうかなと」。稲葉監督が掲げる機動力を絡めた「1点奪取野球」を体現してみせた。

 同世代の強打者たちに刺激を受けている。沖縄合宿初日の10月28日。日本シリーズを終えた巨人とソフトバンクの選手も合流し、本格始動した夜に、吉田正、近藤と決起集会に臨んだ。那覇市内の高級寿司店で、1学年上の先輩2人に、ごちそうになった。「打席での待ち方とか、いろんな話が勉強になります」。侍ジャパンの主軸を担う3人が頂点獲りを誓い合い、競い合う形で日本の4番が似合う男に成長した。

 広島入団当時80キロしかなかった肉体を、故障防止を目的に始めた筋力トレーニングで96キロと20キロ近く増量。日の丸を背負う主砲にまで成長した。東京都内の自宅でテレビ観戦した父・宗人さんも「まさか侍ジャパンの4番にまでなるとは…。凄いの一言です」と感慨深げに振り返った。

 「本当にいい流れで来ているので、僕も得点圏で回ってきた時は、いい仕事ができるように準備したい」と鈴木。侍ジャパンの頼れる4番が、日本を世界一へ引っ張り上げる。 (湯澤 涼)

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