阪神・秋山“12勝フォーム”復活!片山ブルペン捕手助言で手応え

[ 2019年11月7日 05:30 ]

ブルペンで投げ込む秋山(撮影・椎名 航)
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 指揮官も驚嘆の声を上げざるを得なかった。勢いが衰えることなく、捕手のミットに突き刺さるようなボールを投じたのは、秋山だ。ブルペンで確信に近い手応えをつかんだ。

 「(ブルペンで)良かったんで。続けることができれば、いいメドが立ちそうかなと」

 ワインドアップから投じる力強い直球に真っ先に反応したのは矢野監督だった。「ナイスボール!」とうなずくと「力の入り方が良い」と絶賛。その言葉に背中を押されたように、背番号46の腕の振りが力強さを増した。カーブを数球交えたものの、全52球はほとんど直球。「狙ってるところに投げられる雰囲気が出てるので」と自信が湧き出ていた。

 矢野監督も「アキが勝っていたときは、低い球がたぶんボールに見える、伸びる。それで見逃し三振が多かった。そういう球の質でベース上、力がしっかり入っていて、そういうボールがきていた」と12勝を挙げた17年を引き合いに出して再評価。続けて「片山がアドバイスしてくれてるみたい」と意外な真相を明かした。

 “激変”のアシスト役は片山ブルペン捕手だった。ミットを構え、「球が悪い時の球筋は嫌」などと1球ごとにボールの状態を伝達。そんな言葉もあって胸の張りを弱くして修正を施すと、腕の振りが強くなった。

 「(胸の張りを)使い過ぎないようにした。こうかなっていうのがあった。(効果が)球にも出せた」

 連日、話題をさらってきた臨時投手コーチを務める山本昌氏は不在。ブルペン入りする投手も多くない中で、逆襲をかける来季へ大きなきっかけをつかんだ。「続けることができそうだし、いい方向にいきそうだなと」。7日はシート打撃にも登板し、手応えをさらに深めるつもり。完全復活の下地が整いつつある。
(遠藤 礼)

 ▽17年の秋山 背番号を入団時の27から46へ変更。開幕から先発ローテーションに加わり、最初の8試合で7度のクオリティースタートを達成する安定感。前半戦だけで7勝を挙げ、初の球宴出場も果たした。8月18日の中日戦では7回2失点の好投にプロ初本塁打で自身を援護し、初の2桁10勝目。最終的にチーム最多の12勝(6敗)をマークし、規定投球回に到達した投手の中では両リーグ最少の16与四球という制球力を誇った。

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