広島・小園、50センチ下がって課題克服へ 苦手の変化球対策「球を呼び込めるように」

[ 2019年11月7日 05:30 ]

5日の紅白戦でバッターボックスの最後方に立つ小園
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 日南秋季キャンプに参加する広島・小園海斗内野手(19)が「50センチの微調整」による課題克服を期した。投手側に最大限近寄っていた打席内の立ち位置を今秋から捕手側最後方に変更。変化球への対応力が上がるなど今秋のテーマとする「一撃必殺」へ早くも手応えをつかんだ。キャンプ休日だった6日は英気を養い、7日から始まる第2クールに備えた。

 わずか50センチの差から変化が生まれている。小園は10月のフェニックスリーグから打席内での立ち位置を変更。軸足となる左足で捕手側の白線を踏むようになった。踏み出した右足が投手側の白線にかかるまで最大限投手に近寄っていた従来とは対極。比較すれば、捕手側に50センチ下がったことになる。

 「(朝山)東洋さん(打撃コーチ)に言われて一番後ろに立つようになりました。球を呼び込めるようにするためです。ずっと前に立ってきたので、すぐにはしっくりはきませんが…」

 高卒1年目の今季は打率・213。特にプロの切れのある変化球に苦戦し、「曲がり始める前に捉える」ために投手側に目いっぱい寄ることで対応を図ってきた。しかし、助言を送った朝山打撃コーチは投手側に寄るデメリットを指摘する。

 「曲がりの小さい変化球なら対応できるけど、いろいろな変化球で攻めてくる。距離にしたら50センチだけでも、18・44をフルに使って球を長く見られた方がいい。小園も“見え方はいいです”と言っている」

 10月のフェニックスリーグに始まり、秋季キャンプでも最大8試合の紅白戦を予定。新たな挑戦を試す機会にも恵まれ、さっそく変化を実感している。

 「長く球を見られるようになったので、変化球に対応できたり、三遊間のライナーとか逆方向にいい打球が飛ぶようになった。紅白戦でもいい対応ができました」

 第1クールの紅白戦2試合では計7打席のうち6打席(85・7%)で中堅から左方向へ打球を打ち返し、今季54・0%から大幅に増加した。5日は初回にアドゥワからライナー性で左中間を破る二塁打を放つなど内容も充実している。

 「後ろに立つことができれば、投手に合わせて前にいくこともできるようになるし、幅も広がると思う」

 今秋のテーマは「一球で仕留める」こと。変化球攻略は必須で、1年目に積んだ貴重な経験をもとに細部まで突き詰めている。(河合 洋介)

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