中日・清水 プロ初先発初勝利、17年夏全国制覇の聖地で5回2失点好投

[ 2019年5月13日 05:30 ]

セ・リーグ   中日5―2阪神 ( 2019年5月12日    甲子園 )

<神・中>ウイニングボールを手に、プロ初勝利を与田監督(左)から祝福される清水(撮影・成瀬 徹) 
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 母の日に竜の孝行息子が現れた。高卒2年目19歳の中日・清水がプロ初先発の大役に5回2失点で応えて初勝利をつかみ、6カードぶりの勝ち越しを呼んだ。

 「この球場自体が力になってくれた。この球場は相性がいい、と思って投げた」

 花咲徳栄のエースとして17年夏を制覇。聖地マウンドは昨年7月3日にも救援(1回2失点)で経験済みだ。初回に2点の援護をすぐにはき出しても、阿波野投手コーチから「投げたいボールを投げればいい」と声をかけられて吹っ切れた。2回に大島の適時三塁打で勝ち越し点をもらい、要所を締めた92球で粘り抜いた。

 最速150キロの直球とフォークが武器。「三振が欲しい時に取れる」と宝刀のフォークは高校時代から鍛錬を積んできた。日頃から500ミリリットルのペットボトルを挟んで持ち歩いたり、ダンベルを投げ空中で挟んでつかむ動作を繰り返したりするうち人さし指と中指が「おのずと開くようになった」という。磨いたフォークで3回は福留を空振り三振。名球会の打者にも通用することを証明した。

 腰痛で離脱した福谷の代役を務め、与田監督からは「コーチと相談しながらいろいろ組んでいきたい」と次回先発の可能性を示唆された。ヒーローインタビューでは観戦に訪れていた母・百合野さん(52)に「産んでくれてありがとう!」と声を張り上げた。記念の白球を「両親に渡します」と右のポケットに忍ばせ、新たに思い出を加えた聖地を後にした。(北野 将市)

 ▽清水の甲子園優勝VTR 花咲徳栄(埼玉)3年夏に抑え投手として全6試合に登板。広陵(広島)との決勝で10―3の5回途中から2番手で救援した清水は、5回を6安打1失点の力投で反撃を許さず、チームは14―4の大勝。埼玉県勢初の夏の甲子園制覇を果たす。清水は期間中19回2/3を3失点の防御率1・37

 ◆清水 達也(しみず・たつや)1999年(平11)11月3日生まれ、埼玉県出身の19歳。花咲徳栄では1年夏からベンチ入り。2年春の甲子園は登板機会がなく、同年夏は救援で1試合。3年夏は抑え投手として全6試合に登板して初優勝に貢献。17年のドラフト4位で中日入団。新人の昨季は救援2試合で2回を3安打2失点の防御率9・00。1メートル82、83キロ。右投げ、右打ち。

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