両投げ投手ベンディット “一人一殺”禁止ルールを歓迎「自分にとっては有益」

[ 2019年2月28日 18:36 ]

ドジャース時代のパット・ベンディット投手 (AP)
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 試合時間短縮を目指す大リーグ機構は、投手交代に関するルール変更を検討しており、「投手は少なくとも1人の打者との対戦を終えないと交代できない」という現行ルールを、「少なくとも3人の打者」としたい考えを選手会に提案した。

 このルールが施行された場合、左打者に対して左投手をぶつけるといった、いわゆる“一人一殺”が見られなくなくなり、一部の救援投手にとっては死活問題。だが、ジャイアンツの両投げ投手パット・ベンディット(33)は27日に掲載されたAP通信の記事の中で、「自分にとっては有益なルール」と歓迎する姿勢を見せている。

 「少なくとも3人の打者」にルールが変更されると、打者が左右交互に並んだケースで、左右どちらかの投手が1人で打者3人と対戦しなければならない。ただ、ベンディットなら、右打者に対しては右投げ、左打者に対しては左投げと対応ができるため、自身の長所を活かせるという訳だ。

 昨季のベンディットはドジャースで15試合に登板して防御率2・57。左右打者別の被打率は、左打者が1割9分4厘(31打数6安打)で、右打者が2割3分8厘(21打数5安打)だった。

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