ソフトBドラ1甲斐野、最速155キロで1回完全 超緊張も「やってやる」

[ 2019年2月28日 05:30 ]

練習試合   ソフトバンク3―8西武 ( 2019年2月27日    アイビー )

9回2死、木村のバット折る甲斐野(撮影・中村 達也)
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 3月29日のパ・リーグ開幕戦で当たる昨季リーグ覇者の西武と、昨季リーグ2位から日本一となったソフトバンクが27日、練習試合を行った。ソフトバンクはドラフト1位の甲斐野央投手(22=東洋大)が最速155キロを出し、1回を完全投球で抑えた。

 開幕カード前哨戦には敗れたが、ソフトバンクの収穫は大きい。工藤監督は「あのボールを見たら短いイニングは問題ない」と絶賛。倉野投手コーチも「見てきたルーキーの初登板の印象として、3本の指に入る。衝撃的な出来」と言った。昨季リーグ覇者との今年初顔合わせを経て、甲斐野はリリーフの確かな「戦力」になった。

 「凄く緊張したけど、マウンドに上がったらやってやるんだという気持ちで投げた」

 9回に登板。先頭の山田に151キロ、153キロと速球を続けて追い込み、最後はフォークで3球三振を奪う。捕手のサインに2度首を振って選んだ決め球は、山田を「ドリルフォークです。エグかった。同学年とは思えない」と驚かせる切れだった。続く中田は詰まらせて三ゴロ。そして、前の打席まで4安打の木村を迎えた。

 初球、この日最速の155キロを真ん中に決めて観衆をどよめかせた。そして4球目。内角への153キロでバットを真っ二つに折り、三ゴロに仕留めた。木村は「速かった」とうなり「サファテは伸びてくる感じだけど、甲斐野は“ドーン”と来てマシンみたいな感じ」とソフトバンクの絶対的守護神と比べた。

 「球速だけじゃなくて、質を磨きたい。もっともっとレベルアップしていきたい」

 この貪欲さが、昨季リーグで西武の後塵(こうじん)を拝したチームの底上げには欠かせない。昨季西武戦での救援投手の防御率は4・81。他球団合計の3・47より断然悪かった。シーズン防御率3・38の加治屋が西武戦は8・22。9月27日には31試合連続無失点中だった嘉弥真が、秋山に逆転3ランを浴びる悪夢もあった。中継ぎ陣は加治屋らの調整遅れが目立つだけに、新戦力の台頭は大きい。

 東洋大の同期だったDeNA1位の上茶谷や、西武1位の松本航(日体大)らを強く意識。「負けたくない」と言い切る。周囲に与えているインパクトは、現時点で新人最大だ。

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