ケニー・ロフトン氏 殿堂入り資格喪失に不満 原因は禁止薬物使用疑惑

[ 2019年2月28日 20:06 ]

現役時代のケニー・ロフトン氏 (AP)
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 米国のニューヨーク・ポスト紙(電子版)は27日、俊足巧打の外野手としてインディアンスなどで活躍したケニー・ロフトン氏(51)が、殿堂入りの資格を喪失したことに不満を漏らしていると報じた。

 ロフトン氏は大リーグ17年間で通算2428安打、622盗塁をマーク。盗塁王を5度獲得し、プレーオフ通算34盗塁は歴代最多。さらにゴールドグラブ賞にも4度輝くなど、守備でも実績を残した。

 米国野球殿堂入りの資格期限は10年だが、記者投票で5%を切ると、その時点で資格喪失。2013年に殿堂入りの資格を得たロフトン氏だが、3・2%と票が伸び悩み、資格1年目で殿堂入りの候補者から外れた。なぜこれほどまでに票が伸びなかったのか。同紙の電話取材に応じたロフトン氏は、その原因として現役時代に禁止薬物使用疑惑のある候補者を挙げ、次のように語った。

 「もっと良い結果を期待していたが、自分は現実主義者。振り返ると、あの年に殿堂入りの資格を得たのが良くなかった。候補者には現役時代に禁止薬物を使用していた疑いのある人間が多くいて、票がそちらに流れた。結果として自分に票が集まらなかったという訳さ」。

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2019年2月28日のニュース