阪神・北條キャンプMVP!選出の矢野監督 遊撃争い「抜けている」

[ 2019年2月28日 07:53 ]

フリー打撃を行う北條(撮影・北條 貴史)
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 阪神は27日、沖縄・宜野座キャンプを打ち上げ、北條史也内野手(24)が矢野燿大監督(50)からキャンプMVPに指名された。金本政権の17年以来2度目の栄誉を得ても、北條は表情を緩めるどころか、気を引き締めるような強い口調で、1カ月間を振り返った。

 「一昨年はダメだったので、今年一年が終わるまで頑張っていきたい。(チーム方針が)自主性の中、“このクールは追い込む”だとか、しっかり考えて練習ができました」

 チーム初実戦となった7日の紅白戦で3安打すると、そのまま打ち続けた。キャンプ最後の実戦だった26日紅白戦でも1打数1安打2四死球で「自分の形で打てているなという感じ」と通算21打数11安打の打率・524締め。打席で放った存在感は、ずば抜けていた。

 17年はオープン戦初戦で1試合2本塁打するなど飛躍が期待されたが、シーズンでは歯車がかみ合わずに83試合出場と期待を裏切った。「2年前はまだまだ僕の甘いところがあった」と自覚しており「そういう経験があったので、今年はまだまだ気を抜かずにやっていく」と轍(てつ)を踏むわけにはいかない。表情が緩まなかったのは、当時の苦い記憶があるからに他ならない。

 矢野監督は「北條が一番、自分が引っ張る(という)気持ちも出ているし、結果や一つ一つの動きとかを含めすごく良いキャンプを送れていたかなというので、北條にした」と選出理由を説明。目を見張った打撃成績はもちろん、「去年の苦しいときから、あいつは“クソっ”という思いを練習でぶつけるということをやっていた」と精神面も評価し「現状はね、もちろん抜けているというか、上に来ていると思うよ」と遊撃争いにおける現在地を明かした。

 昨年9月に負った「左肩の亜脱臼」の影響で1軍キャンプスタートさえ危ぶまれたが、終わってみれば他を圧倒する、立ち居振る舞いだった。それでも「ライバルより上に行かないと試合に出られない」と最後まで厳しい表情を崩さなかった姿に、今季にかける思いがにじんでいた。(巻木 周平)

 ▽北條の17年VTR チームのオープン戦初戦、2月25日の日本ハム戦で先制2ランを含む2本塁打など、キャンプ中の実戦8試合で打率・357、2本塁打、4打点のアピールでキャンプ筆頭MVPに選出された。鳥谷との遊撃手争いも金本監督から圧倒的な信頼を得て、開幕戦は「6番・遊撃」。しかしオープン戦後半からの打撃不振に復調の気配が見られなかったため、遊撃レギュラーを新人の糸原に奪われ6月30日に登録抹消。7月21日の再登録後は8月に13試合連続安打したが、シーズン83試合で打率・210、3本塁打、20打点。前年の122試合、打率・273、5本塁打、33打点から軒並み成績を落とした。

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