阪神、マイナー100発大砲獲り カ軍内野手ウィズダムをリストアップ

[ 2018年11月30日 08:34 ]

阪神がリストアップしたウィズダム
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 阪神が来季の新助っ人野手候補としてパトリック・ウィズダム内野手(27=カージナルス)をリストアップしていることが29日に分かった。メジャー実績こそ乏しいものの、マイナー通算100本塁打を誇る右の大砲。既に有力候補として獲得調査中のジェフリー・マルテ内野手(27=前エンゼルス)ら複数の候補と並行してウィズダムの動向も入念に見極めていく。

 今オフ時間をかけて新助っ人野手候補の精査を進める阪神が一人の長距離砲に白羽の矢を立てていることが判明した。それがウィズダムだ。球団幹部も「リストには入っている」と話した。

 ウィズダムは1メートル88、100キロの堂々たる体格を誇り、クセの無い打撃フォームから長打を連発する長距離砲。今季メジャーデビューを果たしたばかりで通算32試合出場、打率・260、4本塁打、10打点と、まだ実績には乏しい。ただ、その長打力は本物だ。

 昨季はカージナルス傘下3Aで127試合に出場して31本塁打、89打点をマーク。今季も同チームで107試合に出場し、打率・288、15本塁打、61打点の成績を残した。マイナーでは実働7シーズンのうち5シーズンでコンスタントに2桁本塁打を記録し、通算100本塁打を生み出しているスラッガー。今季32試合で4本塁打に終わったメジャーでも、シーズン162試合に換算すれば20本塁打ペースだった。球団はそのパワーと打撃スタイルに日本野球への適性を見いだしている。近年の猛虎に欠ける右の大砲候補だ。

 守備位置は主に三塁ながら一塁も守ることができる。まだ27歳と若く、働き盛り。現在はメジャー40人枠に入っているため、球団は今後も慎重に動向を探っていく算段だ。

 ただ現段階で、ウィズダムはリストアップ選手の中の一候補。阪神は既に10月中から有力候補としてメジャー通算30本塁打のマルテの獲得調査も進めている。他にもクリスチャン・ウォーカー内野手(ダイヤモンドバックス)、タイラー・ホワイト内野手(アストロズ)ら40人枠にいる複数の候補もリストアップしており、ウィズダム、マルテの調査と並行して動向を見極めている状況だ。

 今季、球団の新助っ人史上最高額となる推定年俸3億4000万円で獲得したロサリオが大誤算に終わった経緯もあり、今オフの球団の動きは極めて慎重を期している。新助っ人野手に関しては、あせらず腰を据えて調査を進めて行く方針だ。

 ◆パトリック・ウィズダム 1991年8月27日生まれ、米カリフォルニア州出身の27歳。12年ドラフト1巡目追補(全体52位)でカージナルス入団。三塁と一塁を守り、打撃では17年3Aメンフィスで31本塁打などマイナー通算100本塁打。今季8月12日のロイヤルズ戦でメジャーデビューを果たし、32試合で4本塁打、10打点の打率・260。1メートル88、100キロ。右投げ右打ち。

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