大谷、右肘じん帯再建手術も 新たな損傷発覚 エンゼルスが発表

[ 2018年9月6日 07:13 ]

2日、アストロズ戦に登板したエンゼルスの大谷(AP)
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 エンゼルスは5日(日本時間6日)、大谷翔平投手(24)が磁気共鳴画像装置(MRI)検査を同日に受けた結果、右肘の内側側副じん帯に新たな損傷が発覚し、じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を勧められたと発表した。

 大谷は右肘の内側側副靱帯の損傷で6月8日に故障者リスト入り。自身の血小板を注入して組織の修復などを図る「PRP注射」で回復に努め、同28日に手術の回避が決定した。7月3日に打者先行でメジャー復帰し、2日のアストロズ戦で投手として復帰したばかりだった。

 電話会見を行ったビリー・エプラーGMは「球団としては手術を勧めている」と説明。10日(同11日)に本拠地アナハイムで大谷と会い、本人の意向も聞きながら今後について話し合うと語った。今季終了までの出場方針は未定だが、打撃や走塁には影響がないという。5日のレンジャーズ戦には「3番・DH」で出場。7日(同8日)からホワイトソックスとの3連戦が組まれているシカゴ遠征にも同行する予定だ。

 じん帯再建手術を受けた場合は、投手として少なくとも来季いっぱいは復帰できない。一方で、打者としては一般的に6〜8カ月で戻ることができ、来季中の復帰は視野に入る。手術した場合の起用方針についてエプラーGMはコメントしなかったが、「われわれは引き続き彼を二刀流選手として見ている」と話した。

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