高校Jが宮崎県選抜に勝利 野尻が投打に活躍、2回3K完全&三塁打2本

[ 2018年8月31日 20:53 ]

<宮崎選抜・日本>5回1死一塁、右翼線適時三塁打を放つ野尻(撮影・岡田 丈靖)
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 第12回U18アジア選手権(9月3日開幕、宮崎)に出場する高校日本代表が31日、試合会場のサンマリン宮崎で宮崎県高校選抜と壮行試合を行い、4―2で勝利した。

 高校日本代表は初回、初球を叩いて左前打を放った1番・藤原(大阪桐蔭)が俊足を飛ばして一気に二塁を陥れると、続く2番・小園(報徳学園)の右前適時打で先制した。小園はすかさず二塁盗塁に成功。3番・中川(大阪桐蔭)と4番・根尾(大阪桐蔭)は連続三振に終わったが、先発投手の5番・野尻(木更津総合)が左中間三塁打を放ってこの回2点目が入った。

 5回には、敵失で出塁した中川を走者に置いた1死一塁から野尻が今度は右翼線へ三塁打を放って追加点。6番・奈良間(常葉大菊川)の左犠飛でもう1点加えてリードを4点に広げた。野尻は投げても2回無安打3奪三振のパーフェクト投球を見せ、投打でチームをけん引した。”二刀流”で注目の根尾は4打数無安打3三振、主将の中川は5打数1安打3三振と振るわなかった。

 また、疲労を考慮され別メニュー調整が続いていた吉田(金足農)は4―2で迎えた9回に6番手として登板。大阪桐蔭に2―13で敗れた21日の決勝戦から10日ぶりの実戦復帰で、1回を無安打無失点に抑えた。

 宮崎県高校選抜は先発投手の林田蓮(聖心ウルスラ学園)が2/3回を投げて2失点降板となったが、初回2死三塁からリリーフした2番手・戸郷(聖心ウルスラ学園)が5回1/3を5安打2失点と好投。打線は5回に高校日本代表3番手・市川(明徳義塾)から内野安打2本と四球で築いた2死満塁から連続押し出しで2点を返したが、そこまでだった。

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