東洋大 V4へ159キロ腕・甲斐野の侍魂

[ 2018年8月31日 05:30 ]

4連覇を目指す東洋大の守護神・甲斐野             
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 東都大学野球1部の春季リーグ戦があす1日、神宮球場で開幕する。4連覇を狙う東洋大は開幕戦で立正大と対戦。最速159キロ右腕で今秋ドラフト上位候補にも挙がる守護神の甲斐野央投手(4年)は大学日本代表での経験を糧に、同校では07年春から09年春まで5連覇して以来の4連覇達成へ、最後の秋に懸ける思いは強い。

 最速159キロを誇る甲斐野は秋も引き続き抑えを務める。「最後なので、優勝を置き土産にしたい」と学生ラストシーズンへの決意を語った。

 今年は自身初の大学日本代表に選ばれ、7月には日米大学野球とハーレム国際大会(オランダ)に出場。ハーレムでは決勝・台湾戦でクローザーを務め、胴上げ投手となって12大会ぶりの優勝を味わった。代表のチームメートからも刺激を受け「(代表のエースで日体大の)松本(航)は野球の技術以外に食べるものとか、全てにストイックだった。見習いたいところがたくさんあった」と振り返る。

 帰国後は、国際球から日本の球へ再び順応する必要があったが「もう慣れたので大丈夫」と頼もしい。27日の高校日本代表壮行試合では久々にジャパンのユニホームをまとい、神宮では自己最速となる158キロも出た。「プレッシャーもあるかもしれないが何とか優勝したい」。同じくドラフト1位候補のエース上茶谷、右腕・梅津らと力を合わせ、有終の美を飾る。

 ◆甲斐野 央(かいの・ひろし)1996年(平8)11月16日生まれ、兵庫県出身の21歳。東洋大姫路では甲子園出場なし。東洋大では1年秋からリーグ戦で登板し、3年秋にベストナイン、最優秀投手を受賞。1メートル85、75キロ。右投げ左打ち。

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2018年8月31日のニュース