【福島】聖光学院 衛藤 昨秋以来の完投 手術から5月末に復帰「自分のやるべきことをするだけ」

[ 2018年7月19日 18:00 ]

第100回全国高校野球選手権記念福島大会準々決勝   聖光学院7―1いわき光洋 ( 2018年7月19日    いわきグリーンスタジアム )

 聖光学院のエース・衞藤慎也(3年)が6安打12奪三振で、秋の東北大会の決勝以来の完投でチームを勝利に導いた。

 春のセンバツでは背番号1を背負ったが、昨夏にボルトを埋め込んだ右肘が痛んでフル回転とはいかなかった。センバツ後の3月下旬に再びボルトを入れ替える手術に踏み切り、5月末に復帰。夏に向けて調整をつづけてきた。

 斎藤智也監督(55)は「投げ込みもよくできていたし、スタミナを見るためにもこのあたりで試したかった」と準々決勝で衞藤を先発に指名した。立ち上がりはスライダーが浮いて1失点したが、3回には3者連続空振り三振で仕留めるなど、徐々に修正。直球も球場のスピードガンで142キロをマークするなど、仕上がりは上々だった。衞藤は「この完投はいい経験になった。あと2戦、自分のやるべきことをするだけです」と夏12連覇を見据えた。

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2018年7月19日のニュース