ハーパーの本塁打競争優勝は“インチキ”?カブスファンは父親の投球を問題視

[ 2018年7月19日 11:36 ]

本塁打競争で優勝したハーパー(右)と投手役の父親ロンさん (AP)
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 オールスター戦の前日16日に行われた本塁打競争で地元ナショナルズのブライス・ハーパーが劇的な優勝を飾った。

 ハーパーは決勝でカブスのシュワバーと対戦。持ち時間終了が迫る中、本塁打を連発して先攻のシュワバーが記録した18本に並ぶと、ボーナスタイムの2スイング目で優勝を決めた。

 投手役を父親のロンさんが務め、親子でつかんだ優勝となったが、17日のシカゴ・トリビューン紙(電子版)によると、シュワバーの優勝を願ったカブスファンはロンさんの投球がルールに違反していたと主張しているそうだ。

 ハーパーは残り時間30秒で12本としていたが、ここからペースを上げ、残り時間2秒でシュワバーの18本に並んだ。ロンさんの投球も当然、ハイペースとなったが、カブスファンは最後の数球を問題視。ルールでは打球がスタンド、もしくはグラウンドに落下するまで次の投球が許されないが、ロンさんがそのルールに違反していたというのだ。

 確かに映像を見ると、ロンさんは最後の数球の内、いくつかは打球が完全に落下する前に投球している。ただ、だからといってハーパーの優勝がインチキと言えるかどうかも微妙なところ。この件に関しては、カブスファンの負け惜しみという見方もできそうだ。

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2018年7月19日のニュース