大リーグ史上最多10発 「フライボール」球宴、過去最多は6本

[ 2018年7月19日 05:30 ]

第89回オールスター戦   ア・リーグ8―6ナ・リーグ ( 2018年7月17日    ワシントン )

<ナ・ア>決勝弾のブレグマンがMVPに輝いた(AP)
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 大リーグの第89回オールスター戦は17日(日本時間18日)、ナショナルズ・パークで行われ、球宴最多記録を大きく更新する両軍計10本塁打が乱れ飛び、ア・リーグが延長10回8―6でナ・リーグを破った。過去最多は1951、54、71年の6本塁打。アは6連勝で、通算44勝43敗2分けとなった。決勝本塁打を放ったアストロズのアレックス・ブレグマン内野手(24)がMVPに選出された。

 首都ワシントンの夜空を彩る花火大会に全米のファンが酔った。2回、昨季本塁打競争覇者で、52本でア・リーグ本塁打王のジャッジの先制弾が号砲となった。両軍打ちに打ったり、最多記録を大幅に更新する計10本塁打が次々と宙を舞った。

 「ライナーを打とうと思っていたけど、ホームランとは。最高の気分だね」。延長10回先頭で左越えへ勝ち越しソロを運んだブレグマンは興奮気味に話した。今季は昨季の19本を既に上回る20本塁打し、前日の本塁打競争にも出場した。17年WBCでは米国代表に最年少で招集され、侍ジャパンの前に立ちはだかった24歳。アストロズでも同僚のスプリンガーとの2者連続アーチで勝利を決定付けた。同一チーム選手の連弾は、75年ドジャースのガービー&ウィン以来、2例目。両軍の14得点中13得点が本塁打によるものと、本塁打のペースが飛躍的に上がっている近年の大リーグを象徴する試合内容となった。

 ゴロよりも、角度を付けた飛球を打つ「フライボール革命」が大リーグの野球を変えつつある。時代ごとの野球の見本市とされる球宴で顕著に表れた。本塁打増に伴い、急増している三振も、両軍計25個に達した。ア・リーグを指揮したアストロズのA・J・ヒンチ監督は「最近の標準的な野球だ」と驚く様子は見せなかった。

 スポーツ専門局ESPNによると、両軍とも異なる5選手が本塁打したのは、レギュラーシーズン、ポストシーズンも含めて史上初めて。従来の最多本塁打記録の71年の6本塁打は、ジョニー・ベンチ、ハンク・アーロン、レジー・ジャクソン、フランク・ロビンソン、ハーモン・キルブロー、ロベルト・クレメンテと全員が後に殿堂入りする6人により記録された。その伝説を大きく上回る10発。新時代到来を力強く告げる夜となった。(ワシントン・奥田 秀樹通信員)

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