西武お返し12点 初戦16失点から連敗…獅子おどし打線目覚めた

[ 2018年7月19日 05:30 ]

パ・リーグ   西武12―5ソフトバンク ( 2018年7月18日    北九州 )

<ソ・西>8回1死一、二塁、左中間に3ランを放つ浅村(撮影・中村 達也)
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 ダメージを与える一発は主将の一振りだった。8―2の8回1死一、二塁。西武・浅村が左中間に19号3ラン。3安打5打点の大当たりで連敗を止めた。

 「感触はよかった。毎年やられているので、ソフトバンクを倒さないと。3つやられるのとでは、これからのダメージが違う。1つ取れてよかった」

 お返しの猛攻だ。初回2死二塁から山川の先制左前打など3得点。2回は1死満塁から浅村の中越え2点二塁打、山川も左前2点打で続き、2イニングで7得点と主導権を握った。3連戦の初戦で今季ワーストの16失点を喫するなど、3位・ソフトバンク相手に後半戦連敗スタート。浅村は「どんな内容でも勝つということでやった。いい流れでゲームができた」と振り返った。

 岐阜県で国内5年ぶりの気温40度を計測した一日。北九州も最高34度と暑かった。前日までの空調の効いたヤフオクドームを離れ、屋外球場に移っての一戦。練習時の暑さも厳しかった。その中で、5打点の浅村、3打点の山川らオールスター出場組が15安打中11安打で11打点。最高気温36度の中での熊本での球宴第2戦の経験も生きたのか、浅村が「試合は暑くなかった」と言えば、山川も「全然暑くないです」と平然としたものだった。

 殴られたままで終わらないのが獅子おどし打線。辻監督は「試合前に円陣でも“3連敗はできない”と選手が言っていた。そういう気持ちが出た」とナインを頼もしそうに見つめた。 (春川 英樹)

 ▼西武・秋山(6回に左越え14号ソロ)3回から追加点が取れていなかったので、何とか1点でも追加点が取りたい場面だった。そこで打てたことがよかった。

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