大谷 復帰後初安打、2戦目の第2打席で右前打 第4打席は二塁打でマルチ 1カ月ぶり快音

[ 2018年7月5日 06:04 ]

ア・リーグ   エンゼルス7―4マリナーズ ( 2018年7月4日    シアトル )

<エンゼルス・マリナーズ>2試合連続で「6番・DH」で先発出場した大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(23)は4日(日本時間5日)、敵地のマリナーズ戦で「6番・DH」で前日に続いて先発出場。右肘の内側側副靱帯(じんたい)損傷での故障者リスト(DL)入りからの復帰2戦目で初安打を放つなど、4打数2安打とマルチ安打を記録。チームは7−4で快勝し、連敗を2で止めた。

 大谷は2回の第1打席は打撃妨害で出塁し、バルブエナの適時打で先制のホームを踏んだ。逆転されて迎えた4回の第2打席では無死二塁から初球を右前に運びチャンスを広げた。安打を放つのは6月4日(同5日)のロイヤルズ戦以来1カ月ぶりだった。この後同点となり、カルフーンの適時打で勝ち越しのホームを踏んだ。

 5回の第3打席は無死一、三塁の好機で迎え、左飛を放ったが三塁走者は自重し犠飛にはならなかった。

 7回1死で迎えた第4打席は、1ボールからの2球目を引っ張り右翼線を破る二塁打。復帰後初となる長打、マルチ安打となった。大谷のマルチ安打は5月24日(同25日)の敵地ブルージェイズ戦以来。

 9回の第5打席はニゴロに打ち取られた。

 試合後はナインとハイタッチをかわし「きのう負けていたので、勝ててよかった」と笑顔。復帰後初戦の前戦は無安打に終わったが、この日は2安打を記録し「打席の感覚もよくなっている。きのうより、実戦の中で前に進んでいるかなと思います」と手応えも感じている様子だった。

 右肘の内側側副靱帯(じんたい)損傷で故障者リスト(DL)に入っていた大谷は3日(同4日)に「6番・DH」で戦列復帰、3三振を喫するなど4打数無安打だった。

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