大谷 フルスイング!3三振復帰 右肘影響「全くない」

[ 2018年7月5日 05:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス1―4マリナーズ ( 2018年7月3日    シアトル )

<マリナーズ・エンゼルス>4回、左邪飛に倒れる大谷(AP)
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 右肘の内側側副じん帯損傷で故障者リスト(DL)入りしていたエンゼルスの大谷翔平投手(24)が、約1カ月ぶりにメジャーに復帰した。3日(日本時間4日)、敵地でのマリナーズ戦で「6番・DH」として出場し、3三振を含む4打数無安打に終わったが、持ち前のフルスイングを全打席で披露。当面は打者に専念する中で、右肘の状態が打撃に影響する懸念を払拭(ふっしょく)した。

 敗戦後の大谷に心からの笑顔はなかったが、表情には安ど感がにじんだ。「3週間(以上)離れていたので、もどかしい気持ちでいました。まずは実戦に復帰できたのは良かった」。そう振り返った。

 6月4日ロイヤルズ戦以来、29日ぶりの打者出場。相手先発は15年西武時代に5打席対戦し、本塁打も放ったルブランだった。「一打席一打席の中で甘い球もあった。そこを捉えていけなかった」。打ち損じを悔やんだが、この左腕との3打席、守護神ディアスとの1打席も無安打ながら4打席、計6回のフルスイングを見せた。

 右肘の打撃への影響は「自分の感覚的にも(問題は)全くない。ドクターの診察もそう。影響がないから今日ここにいる」ときっぱり。試合前のフリー打撃でも柵越え6本と豪快なアーチを描いた。試合での内容は「実戦感覚なのか自分の中のズレなのか。明日、あさってとやっていく中で分かる」と、打席を重ねて修正していく。

 「こんなに長く離れるとは思っていなかった。気持ちも最初はモヤモヤしていたけど、いいプロセスを踏んで戻ってこられた」。大谷としては予想外の長期離脱ながら、6月28日の検査後はハイピッチの調整。球団との信頼関係が後押しした。

 マイク・ソーシア監督は、実戦形式の打撃練習をこなした後の調整について「彼が復帰できると思えば知らせてくるだろう」と本人の意向に合わせる方針を示していた。2日のシアトルでの練習で最終チェック。マイナー戦を経ずに復帰し、指揮官は「もうちょっと(実戦の)球を見る必要があるだけで問題ない」と復帰を喜んだ。

 大リーグ公式サイトのアプリ「アットバット」では大谷の先発での復帰を速報。全米が待っていた。離脱前に最後に出場した6月6日には地区首位に4ゲーム差の3位だったエンゼルスは、2日までに8勝14敗と失速。この日も敗れて12・5ゲーム差の同4位と低迷している。「まだまだシーズンはある。ここから先、いい方向に進めるように頑張りたい」。投手復帰は19日(日本時間20日)の再検査後に方向性を決める。まずは一本の刀で逆襲への道を切り開く。(シアトル・笹田 幸嗣通信員)

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