大谷 復帰2戦目で初安打&マルチ!「実戦の中で前に進んでいる」足でも魅せた2得点

[ 2018年7月5日 08:43 ]

ア・リーグ   エンゼルス7―4マリナーズ ( 2018年7月4日    シアトル )

トラウトとタッチを交わす大谷(左)(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(23)は4日(日本時間5日)、敵地のマリナーズ戦で「6番・DH」で前日に続いて先発出場。右肘の内側側副靱帯(じんたい)損傷での故障者リスト(DL)入りからの復帰2戦目で初安打を放つなど、4打数2安打とマルチ安打を記録。チームは7−4で快勝し、連敗を2で止めた。

 試合後はナインとハイタッチをかわし「きのう負けていたので、勝ててよかった」と笑顔。復帰後初戦の前戦は無安打に終わったが、この日は2安打を記録し「打席の感覚もよくなっている。きのうより、実戦の中で前に進んでいるかなと思います」と手応えも感じている様子だった。

 大谷は、2回の第1打席は打撃妨害で出塁し、バルブエナの二塁打で、一塁から快速を飛ばして生還。逆転されて迎えた4回の第2打席では無死二塁から初球を右前に運びチャンスを広げた。安打を放つのは6月4日(同5日)のロイヤルズ戦以来1カ月ぶりだった。この後同点となり、カルフーンの適時打で、今度は勝ち越しのホームを踏んだ。

 5回の第3打席は無死一、三塁の好機で迎え、左飛を放ったが三塁走者は自重し犠飛にはならなかった。

 6−3とリードして迎えた7回の第4打席で再び快音を響かせた。1死走者なしの場面で、1ボールからの2球目を引っ張り右翼線を強烈に破る二塁打。復帰後初となる長打を放ち、5月24日(同25日)の敵地ブルージェイズ戦以来となるマルチ安打を記録した。9回の第5打席は二ゴロだった。

 大谷の活躍に引っ張られるように、エンゼルス打線は13安打と活性。粘るマリナーズに7−4で快勝し、連敗は2でストップした。

 大谷は先発登板した6月6日のロイヤルズ戦で、右手中指のマメが悪化したため4回で降板。その後、右肘に張りが出たため同7日に「PRP(多血小板血しょう)注射」を受け、同8日に右肘の内側側副じん帯損傷のためDL入りした。同28日の検査を経てじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を回避することが決定。即、両手での打撃練習を再開し、前日3日(同4日)のマリナーズ戦で約1か月ぶりに復帰したものの、3三振を含む4打数無安打に終わっていた。

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