オリ 延長もうごめん!8回逆転勝ち 福良監督通算200勝

[ 2018年7月5日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス4―2ロッテ ( 2018年7月4日    京セラD )

<オ・ロ>8回2死、山崎勝の適時打で後藤が生還(撮影・後藤 正志)
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 延長戦は、もう、ごめんだ!前夜4時間7分の12回引き分けを演じるなど延長地獄にあえぐオリックスが4日のロッテ戦で8回に勝ち越しに成功し逆転勝ち。福良監督はホッと胸をなで下ろし、言葉を絞り出した。

 「(8回の勝ち越しは)大きいですよ、本当に。もう何としても、9回までに決着をつけたかったですから」

 また延長か…。序盤の拙攻から球場内に漂い始めた、そんな気配を振り払ったのは安達だった。2―2の8回1死一、三塁。2―2からの5球目、益田の内角146キロ直球に食らいついた。打球はワンバウンドで投手の頭上を越える二ゴロで、その間に三塁走者・西野が生還する決勝点。「何とかバットに当てればと。“越えてくれー”って思って走りました」と振り返った。

 16年1月に発症した難病「潰瘍性大腸炎」と向き合い、ここまで全76試合中75試合に出場し攻守で支える。試合後はできるだけ早く家路に就き良質な食事や睡眠を確保。毎朝必ず白湯を飲むなど健康管理を徹底している。

 「今は体調は良いです。でも延長戦は疲れますから」と安達。延長戦は既に今季10度を数え2勝4敗4分けと苦戦。球宴前に2桁到達は07年(11度)以来で、直近6試合に限れば3分け3敗と白星が遠い。救援陣の負担を減らす価値ある1勝。監督代行を務めた15年6月から福良監督の通算200勝の節目も飾り、指揮官からも「安達はよくやってくれました」と称えられた。

 この日、ソフトバンクは試合がなかったため3位タイに再浮上。副選手会長の意地が、上位進出へ弾みを付けた。

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2018年7月5日のニュース