阪神・福留、意地の一撃「形どうこうではない」10戦ぶり適時打

[ 2018年5月11日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2―4巨人 ( 2018年5月10日    東京D )

6回2死二・三塁、福留が中前に2点適時打を放つ
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 相性のいい東京ドームで阪神・福留が息を吹き返した。3点を追う6回2死二、三塁、フルカウントから巨人2番手・宮国のカーブに食らいついた。若干、体勢を崩されながらもバットに乗せた打球は中前2点打となり、敵地に詰めかけた虎投を沸かせた。

 「あの場面は(打撃の)形とか、どうこうではない。少しでも仕事ができるようにと思っていた」

 連勝が3で止まった9日の巨人戦では得点圏に走者を置いた3打席ですべて凡退していた。反撃の一打は、5日中日戦の第3打席で安打を放って以来、4試合17打席ぶりの安打で、適時打は4月28日広島戦の初回に右翼線二塁打して以来、実に10試合ぶり。5回まで先発の内海に2安打に封じられ、6回の攻撃前には円陣が組まれただけに、金本監督もベテランの意地の一撃に「孝介は本当に、よくあそこで集中力を出してくれた」と敗戦の中で、称えた。

 開幕から打線をけん引してきたが、ここにきて一時的に調子を落としていた。その大きな要因が1日のDeNA戦で右手小指付近に受けた死球。その事実も周囲には隠してプレーを続けている。「(影響は)ないことはないけど…」。あまり多くは語らなかったが、現在も右手の状態は本調子ではない。「自分ができることをやるだけ」。百戦錬磨の大ベテランは傷を負いながらも、主力として必死に任務を遂行することに全精力を傾け続ける。

 この日を含め、東京ドームでは今季21打数7安打、打率・333。球場別でも最高の数字を維持している。ここまで巨人戦は2勝7敗と負けが先行。「みんな、そう(連敗阻止と)思ってやる」。宿敵に勝ち越さないことにはV奪回も見えない。今後の戦いを見据えれば、福留が打ったことに大きな意味がある。 (山本 浩之)

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