広島・新井1軍昇格へ 2軍戦で2戦連発「体はまったく問題ない」

[ 2018年5月11日 05:33 ]

6回無死、新井は左越えにソロ本塁打を放つ
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 「左腓腹筋(ひふくきん)挫傷」で2軍調整中だった広島・新井が10日、ウエスタン・リーグの中日戦(由宇)で6回に代打出場し左翼へソロ本塁打を放った。11日の阪神戦(マツダ)での昇格が決定的で先発出場の可能性も出てきた。

 代名詞のフルスイングが準備完了の合図だった。新井は6回先頭で代打で登場。1ボール1ストライクから中日2番手・阿知羅のスライダーを振り抜くと、打球はきれいな放物線を描いて左翼席に吸い込まれた。前日9日の同戦に続く2試合連続アーチ。予定通り、この1打席のみでベンチに退いたが、これ以上ない結果で最終仕上げを終え、視察に訪れた高ヘッドコーチも「いい感じだったね。明日にも上げるかもしれない」と事実上の昇格をほのめかした。

 「打席内でのボールの見え方だったり、反応の仕方はいいと思う。体はまったく問題ない」

 開幕直前の3月21日のランニング中に左ふくらはぎを痛めてから約1カ月半。昇格を目指す若手らとともに汗を流してきた。「若い子がうまくなろうとして一生懸命やっている姿に、自分もこういう若いころがあったなと初心に返ることもできた。いろいろな意味で充実した期間になった」と、今までとは違う時間を過ごしてきたことをプラスにとらえた。

 11日の阪神先発は能見。昨季までの通算成績は62打数24安打の打率・387、6本塁打、18打点とカモにしてきた。新井自身は「言われたところでやるだけ」と言うものの、自身の「開幕戦」においては絶好の相手だけに、昇格即先発出場の可能性も十分にあり得る。

 チームは貯金8で首位を快走するが、最近2試合続けてリードした9回2死無走者から追いつかれ白星を逃している。高ヘッドコーチは「雰囲気を変えられる選手だからね」と、その存在感にも期待を寄せた。その打棒はもちろん、精神的支柱の役割も担う41歳。球団初のリーグ3連覇に向け、絶対的主役が帰ってくる。 (河合 洋介)

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