大谷“切り札”OK!代打初安打 ソーシア監督も適性ベタぼれ

[ 2018年5月11日 05:30 ]

インターリーグ   エンゼルス8―0ロッキーズ ( 2018年5月9日    デンバー )

8回1死一塁、中前打を放つ代打・大谷(投手・パウンダーズ)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(23)は9日(日本時間10日)、ロッキーズ戦の8回に代打起用され、メジャー代打初安打となる中前打を放った。チームは8―0で大勝。マイク・ソーシア監督(59)は代打への高い適性にも改めてほれ込み、今後はスタメンを外れても、勝負を左右する場面で切り札に起用される機会が増えそうだ。

 ネクストバッターズサークルに背番号17が現れただけで、敵地にもかかわらず客席が沸いた。8回1死一塁、大谷が打席へ。7球目、右腕パウンダーズの低めに沈むスライダーを捉えた。米メディアが「ミサイルのよう」と表現した速度107マイル(約172キロ)の鋭い打球が中前で弾み一、二塁へ好機拡大。追加点にはつながらなかったが、3度目の代打起用で初安打が出た。

 「素晴らしい安打だったと思う。代打にも順応してほしいし、状況に応じて使えることが分かって良かった」

 ナ・リーグ本拠でのインターリーグでDH制がなく、2試合連続ベンチスタート。いずれも終盤の好機に打席へ送ったマイク・ソーシア監督は手応えを深めた。登板前日の起用は現実的ではないが、それ以外のスタメンを外れた試合や、この日同様ナ本拠のインターリーグでも、勝負どころの切り札にフル回転させる考えだ。

 前日は標高1マイル(約1600メートル)でボールが飛びやすいクアーズ・フィールドで、推定150メートルの特大弾を打撃練習で飛ばし話題に。地元紙デンバー・ポストがその練習模様を万里の長城、オーロラと並び「死ぬまでに見るべきものの一つ」と報じるなど、騒動は冷めやらない。

 一方で同球場でのプレーは飛距離の違いが感覚を惑わし、打撃フォームを乱しやすいとも指摘される。過去何人ものスラッガーが同地への遠征を嫌ってきた。だが、11〜17年にレッズ所属でナ・リーグ在籍の長いベテラン・コザートは「翔平は心配ない。今日も曲がる変化球を自分のポイントで捉えていた」。大谷の中前打には“クアーズ・フィールド後遺症”の兆候は見られないと解説した。

 大谷は大勢が決した状況での一打ということもあり、取材対応はなく本拠アナハイムへ戻った。10日(日本時間11日)のツインズ戦からは再びDHで先発出場する。打席で、マウンドで、いざという時にはベンチからでも。いかなる場面でも二刀流は力を発揮する。

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