阪神ドラ5谷川 ホロ苦初登板も収穫「1球の怖さを感じた」

[ 2018年5月11日 09:10 ]

セ・リーグ   阪神2―4巨人 ( 2018年5月10日    東京D )

阪神先発の谷川
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 阪神のドラフト5位・谷川は10日、巨人戦(東京ドーム)でプロ初登板初先発したが4回3失点で敗戦投手となった。初登板での巨人戦勝利なら球団史上初の快挙だったが、1球に泣きホロ苦いデビューとなった。

 快投の予感が一瞬にして暗転した。ルーキー谷川がプロの洗礼を浴びたのは3回。2安打などで2死二、三塁とされ、阿部に1ボールから143キロ直球を振り抜かれた。捕手・坂本の構えから外れ真ん中寄りに入ったところを仕留められた。弾丸ライナーで右翼スタンド最前列に突き刺さる先制3ラン。1球、いやミリ単位のミスも捉える「プロの4番」に力を見せつけられた。

 「1球目をインコースに厳しめにいって、2球目が甘かったので。ベストなボールではなかった」

 最高の立ち上がりだった。「緊張はありましたけど、初回の入りは大事にいった」と、高鳴る胸の鼓動を力に変えた。マウンド後方で小さく「よっしゃ」と口にして臨んだ初回。先頭の坂本勇を外角低めのスライダーで空振り三振。3番ゲレーロには直球勝負を挑み中飛に仕留めて3者凡退で終えた。

 2回も先頭・阿部をロサリオの失策で出塁させたが岡本、亀井を連続三振に斬るなど無失点。それだけに、リズムに乗りかけたところで浴びた3回の被弾が悔やまれた。

 「1球の怖さ、甘さとかをすごく感じた」

 怖さを味わった一方で、手応えもつかんだ。「(2回の)エラーの場面でゼロにいけたのは良かった」。右打者の胸元に食い込む武器のシュートを序盤は抑えて、スライダーで打ち取るなど、投球の幅も披露した。

 2連敗で3位転落し、巨人戦は開幕から3カード連続負け越しとなった金本監督も「(阿部に打たれた球も)そこまでは甘くはないと思う。一回り目は低めに投げて、切れもあった。もう一回、どこかで(チャンス)はある」と次回登板に期待を寄せた。きょう11日に出場選手登録を抹消される可能性が高いが、今後、先発ローテーションの谷間を埋める存在としてアピールには成功した形だ。

 4回、筑陽学園の先輩・長野に死球をぶつけた場面を「そんなに意識はしてなかったけど、球が抜けて当てた。それは反省して、スタイルは変えずにやっていきたい」。強気が信条の25歳は、苦い黒星も成長に変えられるはずだ。 (遠藤 礼)

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