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西武、奇跡のサヨナラ!0―8から大逆転 ラストは森が決めた

[ 2018年4月19日 05:30 ]

パ・リーグ   西武9―8日本ハム ( 2018年4月18日    メットライフD )

逆転サヨナラ二塁打を放ち山川(右)らに手洗い祝福を受ける森(右から2人目)
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 史上初の大逆転だ。西武は18日、日本ハム戦で8回表終了時点で0―8と敗色濃厚な状況から、8回に7得点し、9回無死満塁から森友哉捕手(22)が右中間へ逆転サヨナラ二塁打して9―8で勝利した。8、9回で8点差を逆転したのはプロ野球史上初めて。08年以来10年ぶりのリーグ優勝を目指すナイン全員の諦めない姿勢が奇跡的なドラマを生んだ。

 勝利を――。ナインの強い思いが一つになった。その思いを乗せた森の打球が、奇跡への軌跡を描く。9回無死満塁。右中間を深々と破る2点二塁打で逆転サヨナラだ。西武打線だからできる、西武打線にしかできない芸当に、本拠のスタンドも沸騰した。

 「気持ちいい!外野が前進していたので、(打球を)カチ上げようと思っていた」

 2年ぶり2度目のサヨナラ打。ヒーローとなった森はお立ち台で絶叫した。8回表を終わって0―8。大量ビハインドを、終盤の2イニングでひっくり返した。「ホントにつなぎ。つなぎの意識だよ。まさか、というのが一番。最後まで諦めない強い気持ちがあった」。辻監督も言葉が自然とうわずる。高梨の前に7回まで3安打だった打線が、8回に目覚める。2つの押し出し四球に外崎、栗山が2点適時打。2番手以降の投手を血祭りにあげ、打者11人攻撃で7点を奪取した。1点差。あとはもう、押せ押せだ。

 9回。先頭で左前打を放った源田は、前夜に頭部死球を受けた。練習ではナインの前で両手を使わない「跳ね起き」を披露するなど元気いっぱい。「死球は大丈夫。とにかく出塁を、と思っていた」。続く浅村は初球に自身の判断で送りバントの構え。指揮官も「びっくりしたよ」と驚いたが、主将は自らつなぎの意識を体現した。「自分どうこうじゃない。状態のいいバッターに得点圏で回したかった。野球って怖い」。最後は意地の右前打を放ち山川が四球を選んで舞台は整った。

 「お膳立てした選手を褒めてあげたい。最後は友哉がおいしいところを持っていったよ」。辻監督は殊勲の森とともに、つなぎにつないだナインを称えた。球団では02年8月16日の近鉄戦で9点差をひっくり返して以来の8点差逆転勝利だが、8、9回の8点差逆転勝利はプロ野球史上初めてだ。今季初の3連敗を阻止する、値千金どころか「万金」の勝ちっぷりだった。

 4・18の奇跡。首位を守って10年ぶりのリーグ優勝を成し遂げれば、この日は絶対にターニングポイントになる。伝説の夜になる。 (鈴木 勝巳)

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